ウミウシやクリオネも実は巻貝!華麗な海の巻貝の種類を紹介
ウミウシやクリオネも、実はこれまで紹介した巻貝たち同様、
軟体動物門 腹足網 の生き物です。
殻はまったくなくなってしまったものから、体内にあって見えないもの、ちゃんと背負っているものまで。
ウミウシ
ウミウシの一種、ミスガイは体の上に貝を乗せています。進化の過程が想像されますね。
海水浴でもしばしば見かける大きなウミウシ、アメフラシは体内に貝殻を持っており、さわるとその存在がわかります。(さわると紫色の液体を出します)
ウミウシには色鮮やかな種類が多く、ダイバーにも人気の存在です。
ダイビングをせずとも磯で見られる種類もあるので、探してみても面白いかもしれません。
アオウミウシは磯や浅い海に生息していて、鮮やかな青に黄色の模様という目立ついでたちなので、ウミウシ探し初心者におすすめです。
また、雌雄同体で、1匹がオスでありメスでもあります。交尾時はお互いが精子を渡しあい、どちらも産卵します。
クリオネ(ハダカカメガイ)・ミジンウキマイマイ
クリオネもウミウシの仲間。
多くのウミウシ(というか巻貝)は海底にいますが、クリオネは水中を泳ぎます。
クリオネは同様に浮遊性の巻貝であるミジンウキマイマイを捕食して生きています。
クリオネは2cm、ミジンウキマイマイは5mmほど。どちらも寒冷な海の生き物です。