名前isクレイジー。「タダタダタダヨウガニ」と「ゴエモンコシオリエビ」。謎すぎる生き物の学名・生態。味……味!?

 

 

 

 

 

クレイジーネームだァ!!

 

 

 

 

※説明しよう! クレイジーネームとは

 

 

命名者が狂ってるとしか思えない

爆裂センスで名付けられた生き物のこと。(例・パンケーキリクガメ)

 

 

 

 

 

 

さて、今回は強豪ぞろいの甲殻類部門から2種を紹介しましょう。

 

 

 

 

 

その名も「タダタダタダヨウガニ」

 

 

「ゴエモンコシオリエビ」!!(各Google画像検索)

 

 

 

 

 

 

「タダタダタダヨウガニ」。なんですかこの我々に連呼を要求するような生き物は。舌噛むわ。

 

「ゴエモンコシオリエビ」。お前ゴエモンがつく必要ある?そしてエビはほぼ全員腰を折っていると思われるけど……。

 

 

ツッコミどころ満載な名前の2種ですが、クレイジーネームあるあるとして

 

「名前以上に面白い生態」があります。

 

意外と名前負けしないんですよね。出落ちで終わらないあたりが素晴らしい。

 

 

名前だけじゃなくて中身も見てね、「タダタダタダヨウガニ」と「ゴエモンコシオリエビ」について見ていきましょう。

 

 

・「タダタダタダヨウガニ」「ゴエモンコシオリエビ」……。変な名前の動物たちの由来

 

 

さて、そもそもなんでこんなクレイジーな名前になっちゃったんでしょうか。

 

 

「タダタダタダヨウガニ」は、英語圏では「レッド・クラブ」

あるいは「ツナ・クラブ」と呼ばれています。

 

直訳すれば「赤いカニ」、「マグロガニ」といったところ。普通やん。

 

ちなみに「ツナ・クラブ」の俗称は「マグロがエサとするから」だそうです。より直訳すると「マグロに食われガニ」ってことか……。

 

 

 

「タダタダタダヨウガニ」が有名になったのはごくごく最近のこと。

 

2015年、東京は東池袋の「サンシャイン水族館」からこんな発表がありました。

 

「タダタダタダヨウガニの展示は中止します」

 

世間は「なんじゃそら」ですよ。4月1日だったら確実にエイプリルフールですよね。「中止とか以前にタダタダタダヨウガニってなんだ?」と。

 

これがバズって(若者言葉)有名になったんですよー。

 

この「タダタダタダヨウガニ」という名前は通称で、正式な和名はまだありません。この通称は珍生物ファンのバイブル「へんないきもの」著者の早川いくを先生が命名したもの。実際ただただ漂ってるんですけど……。

 

 

 

さてかたや「ゴエモンコシオリエビ」。

 

そもそも「コシオリエビ上科」という分類が存在していて、ゴエモンコシオリエビはその中でも「シンカイコシオリエビ科」に属しています。けっこういるんですよコシオリエビの仲間。見た目カニですけど。

 

ゴエモンは……次項でお話しましょうか。

 

 

2種の詳しい生態は次項へ!!

 

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