・ジャコウウシとバイソン。お肉の味の違いはあるの?
ウシと聞くとお味が気になりますね。食いしん坊なので。
ジャコウウシもバイソンも、肉や毛皮を狙う人間に乱獲されて数を減らした歴史があります。どちらも人間によって捕獲数の制限やワシントン条約による保護が行われています。
ジャコウウシに関しては家畜化されていないようで、狩猟による肉が干し肉、ハンバーグなどにして食べられているようです。
残念ながら味の情報は発見できませんでした……。英語がスラスラ読めたらなあ。
バイソンの肉は、高タンパク低脂肪低コレステロール、家畜牛と比べると野趣のある香りと固さが特徴らしいです。ただし現在では食べられません。乱獲によって数が減りすぎてしまいましたからね……。
しかし、ウシと交配された通称「ビーファロー」の肉は普通に流通していて、しかもお手頃価格。日本に輸入できるかはわかりませんが(検疫とか)アメリカにご旅行なさった時はスーパーマーケットなんかを探してみるといいですね。
ジャコウウシ、どんな味なんでしょうね? 割りとバイソンに似てる味がしそうですけど。寒冷地に住んでるから皮下脂肪が分厚そうではありますね。
・ジャコウウシの素材としての価値。香水、毛糸、セーター。
前書きに書いたように、「麝香」は香水の最高級素材の1つ。
そのジャコウの名が付いているんですからジャコウウシの香水
ありませんでしたー。
やっぱりダメでしたー。まずジャコウウシの分泌液は、ジャコウジカの麝香とは全く違うものなんですねー。
ジャコウジカのオスはメスの気を引くために麝香腺から甘い香りの麝香を分泌するんですが。
ジャコウウシの分泌物はめっちゃ臭い!
オスがマーキングのために、この分泌物を尿とともに散布するのですが、その匂いは目を開けていられないほどの強烈さ。もはや毒では?
ま、まあ縄張りを守るためだから臭いほうがいいんですかね?
気を取り直して次は毛について。
ジャコウウシの毛は上外側と内側に分かれていまして、外側はゴワゴワした固い毛ですが、内側にある毛は細くきめこまかい毛がびっしり。この毛は「キヴィアック」と呼ばれ、光沢が美しく、非常に暖かいこともあってなんと「世界三大高級獣毛」にランクインしているとのこと。
チラッと調べてみると、
ウールとキヴィアックを合わせたコートがなんと10万円。
カーディガンやセーターが20万円。
マフラー1本がなんと13万円。
毛糸玉1コが1万円……!?
なんですかこの価格は。
富豪が買うやつじゃないですか。
もちろんその美しさ・暖かさだけではなく、天然の希少生物が材料という点が価格に影響しているのでしょうが、それにしてもこの価格は目玉が飛び出ますね。
・最後に
ジャコウウシとバイソン。
一見似ていても全く別の生き物だったり、美味しそうだったり、臭そうだったり(実際に臭かったり)思ったより高級だったり驚きがたくさんありましたね。
富豪の方、もしよろしければキヴィアックのベストとかいかがですか? もしよろしければご感想お聞かせください。私は買えないので。