・タコノマクラの特徴的過ぎる貝殻。化石販売もされてるよー。
花びら模様が特徴のタコノマクラですが。
実は、貝殻にも花びら模様が描かれているんです~!! 愉快!!
タコノマクラだけでなくスカシカシパンなどのカシパン類などもそうなんですが、
実はあのボディの形はほぼ殻。骨格のようなものなんです。その周りにトゲがついているんですね。
なので死んでしまったタコノマクラは、トゲや内蔵が落ちていって、殻だけが残ります。軽くなった殻のみが浜辺に打ち上げられることもあり、ビーチコーミングの対象として人気があります。
また、漂白剤でキレイな白色にしたタコノマクラの殻の通販なんかもやってますよ。
天然の花びら模様を活かしたインテリアに加工されたりしています。
・実はタコノマクラの仲間、化石にもなってます
「化石って……タコノマクラっていつからいるの?」
少なくとも2億年前にはいたらしいです。
当時の地球はなんとジュラ紀。
ステゴサウルス、ブラキオサウルスなど恐竜が闊歩していた時代です。
我々人間よりも圧倒的に先輩ですね!!
その時代から生き残っているということはよっぽど生物として優れたデザインなんでしょうか……? カワイイから?
ちなみにタコノマクラの化石、模様は現代のものと少し違います。
現代のものはハマナスやスミレのような丸い花びら模様ですが、化石のものは少し尖り気味のカエデの葉のような形をしています。
なんだか京都のおまんじゅうみたいな見た目です!
この化石、意外とリーズナブルな値段で販売されています。
もし興味がありましたら一度調べてみてはいかがでしょうか?
・タコノマクラって食用になるの? 飼育できたりする?
※食べられません。
正確には、食べられないこともありませんがわざわざ食べるようなものではありません。
海産珍味であるウニの仲間ですが、スカシカシパン同様に
殻が分厚いばかりで
可食部である卵巣・精巣が小さく
茹でるとカビみたいな匂いがする
とのことで圧倒的にマズい系のものです。
マズい要素のデパートです。
人間が利用するときには主に肥料にしているとのことです。逆に言えばそれくらいしか利用方法がないのかもしれませんね~……。
※飼育はできます。
生体の通販もありますし、中部地方以南にお住まいの方は浅瀬を探してみれば砂中に隠れているタコノマクラを拾って来れるかもしれませんよ。
デトリタス(海中の有機物など)を食べて生きているので、飼育下のエサをどうするかが問題です。いわゆるペレット状のエサを食べるかもわかりませんので、デトリタスを生み出す小魚やエビと一緒の水槽に入れてあげると安定しそうです。