ウニ網の特徴と種類 あのスカシカシパンも!
無機質っぽい体ですが、トゲは動かすことができます。
黒っぽくてトゲトゲした姿をイメージする方が多いかもしれませんが、そうした姿を持つのはごく一部(ムラサキウニ、ガンガゼなど)。
トゲが微小で平たい形の、スカシカシパン・タコノマクラ。
トゲがもさもさと毛のように生えたブンブク。
足の生えたザクロのような、ジンガサウニ。
トゲというよりまさにパイプが生えている、パイプウニ。
姿も名前もヘンテコなやつらばかりです。
食べて美味しいバフンウニも、名前が残念な種類ですね。
強い毒を持つものもいるので、種類が分からないものは触らないようにしましょう。
海水浴でもよく見る、長いトゲを持ったガンガゼも危険です。
ナマコも棘皮動物! 特徴と種類
ナマコも棘皮動物なんです。
どちらかというとウミウシに似た姿ですが、ウミウシとは全く別の生き物です。
放射形らしい姿をしたほかのなかま。
ナマコのどこが放射形なのか、といいたくなりますよね、殻もなさそうだし。
ウニはヒトデに厚みを増したような姿をしていますが、さらに上下にみゅーーんと伸ばした形がナマコです。
殻も「骨片」という微小な姿に変化して存在しています。
食用ナマコの代表格、マナマコのような~30cmくらいで突起が全身にあるものだけがナマコではありません。
白くカビたコッペパンのような、突起がほとんどないフタスジナマコ。
なんと体調2mもあるオオイカリナマコ(細長い!)。
体の断面が四角いシカクナマコ。
ナマコも様々な種類がいます。
棘皮動物を並べると、別の惑星に来てしまったような感覚を覚えますね…
とりあえず、ウニ網の分類学者・命名者の方々のセンスを感じました。