棘皮動物門に属する生き物たちそれぞれの特徴と種類
ウミユリ網(ウミシダのなかま)の特徴と種類
姿かたちはまるでシダ。ウミユリというよりウミシダといった方がイメージしやすいかもしれません。
植物のような姿をしていますが、さわると身を縮めるなど、ちゃんと動物らしい特性を持っています。
口は中心にありますが、ウニやヒトデが体の下側なのに対し、ウミシダでは上側についています。
5放射のルールをいきなり破るようですが、ウミシダは腕の数が多く、数十本〜100本を超えるものもいます。
種類はというと、
ニッポンウミシダ、ヒガサウミシダ、イボアシウミシダ、オオウミシダ など…
名前はまあ、フツーですね。
後でふれるウニのなかまには、名前をつけた経緯を聞きたくなるような種類がいるんです。経緯というか、研究者のお人柄なんでしょうか?
ヒトデ網の特徴と種類
おなじみヒトデ。
かわいらしい(?)姿とは対称的に獰猛な生き物で、死んだ動物はもちろん、生きた小動物を襲うものもいます。
足が細長いものや太くてずんぐりした種類がいます。
アオヒトデやモミジガイ、イトマキヒトデ、マヒトデのような色鮮やかで、ヒトデらしいヒトデもいれば、ドーム型でその名の通りマンジュウのようなマンジュウヒトデ、サンゴを食べることで悪名高いオニヒトデもヒトデ網のなかまです。(ちなみに、オニヒトデの天敵はホラガイ)
クモヒトデ網の特徴と種類
ヒトデと似ていますが、ヒトデと比べると足と中心部分がはっきり分かれたような姿をしています。
腕が切れやすいという特徴を持ちます。
ニホンクモヒトデ、アカクモヒトデなどの足が細くにょろにょろした姿のもの、足がそれぞれレース状に分岐したユウレイモヅルのような種類もいます。