・カタツムリが卵の殻を食べる!? 卵の孵化はどうすれば?
さて、カタツムリのエサに「卵の殻」が大事、と書きました。
実はカタツムリに欠かせない栄養が「カルシウム」なんです。カタツムリの殻はカルシウムでできていて、野生のカタツムリはコンクリートなどに含まれているカルシウムを食べています。ご家庭でカタツムリを飼うときは手に入りやすい卵の殻がカルシウム補給に役立つので、野菜だけでなく卵の殻も入れてあげてくださいね。カタツムリが食べたあと、卵の殻がどうなってしまうのか観察するのも楽しいかもしれませんよ?
そしてもうひとつ、カタツムリが産んだ卵を孵化させたいけれど、どうすればいいの? という疑問についてです。
とっても簡単です。1か月待ちましょう。
カタツムリは親に世話をしてもらう必要がありません。湿っていて温かい土の中で1か月ゆっくり待てばポコポコと孵化してミニチュアのような赤ちゃんカタツムリが顔を出します。
赤ちゃんカタツムリも親と同じように野菜を食べますが、口が小さいので柔らかめの野菜をあげましょう。よっぽど固いものを上げなければ空腹になることもありません。
赤ちゃんから大人まで、カタツムリは手間がかからない良い子なのです。
・最後にこれだけは注意! 絶対に手を洗おう!
今、日本にはすごく大きな「アフリカマイマイ」というカタツムリがいます。大きさはなんと、20センチ以上! 手のひらよりずっと大きいんです。
あまりに大きくてついつい触りたくなっちゃいますが、絶対に触っちゃダメです!
カタツムリには寄生虫がいることが多く、中でもこのアフリカマイマイには「広東住血線虫」という恐ろしい寄生虫がいることがあります!
カタツムリを触ったら必ず手を洗いましょう! 寄生虫がいなくても、カタツムリの体には雑菌がいるかもしれません。
健康のため、カタツムリと上手に付き合うため、手洗いは絶対に欠かさないようにしてくださいね!