水族館は定番のデートスポットですよね!親子で出かける場所としてもメジャーです。
きれいな魚、大きな魚、変な形の魚…いろいろいますが、どうしてきれいなの?何を食べるの?どうして群れるの?などなど、「ただ見るだけ」で終わらせない楽しみ方をご紹介したいと思います。
そのほうが、恋人に、子供に、関心してもらえるんじゃないか、という下心を抱きつつ、見ていきましょう。
レジャー・デートだけではない、水族館が持つ様々な役割
水族館はエンターテインメント、レジャー施設です。
しかし他にも役割があります。というより、
「エンターテインメント性は水族館の持つ役割の一つ」
といったほうが良いかもしれません。
その他に持つ役割としては、
- 種の保存:希少生物の保護、繁殖
- 研究機関
- 教育機関
というものがあります。
それぞれはっきり切り分けられない部分もありますが、今回は教育機関等いう部分に着目していきます。
知ることは楽しいこと。遊園地とは違う楽しさを味わいたい。
勉強嫌いは大人子供問わずいると思いますが、そういう人でもクイズが嫌いという場合は少ない気がします。
やらされると楽しくなくなくなってしまうかもしれません。でも基本的に知ることは楽しいことだと思います。
好奇心・知識欲が充たせることも一種のエンターテインメント。教育機関としての役割を持つ水族館の、遊園地とは違った楽しみ方とはこれだと思います。
水族館で、生き物そのものをもっと楽しめる工夫に着目しよう
「えさの時間」などのイベントが毎日行われていることと思います。
生き物たちが何をどんな風に食べるのかを観察できるのはもちろん、飼育員さんの解説を聞くことがでます。その種類の特徴のみならず、個体ごとの違いについて教えてくれたりします。
生き物紹介のパネルにも注目です。種類と写真だけの場合も多いのですが、手書きで生き物の家系や性格に触れていることもありますし、野生ではどんな生活をしているのか・実は貴重な生物であるとか、様々な情報を得ることができます。
生い立ちやそこにいる理由(事故などで保護されることもあります)がわかれば、ただおもしろい生き物というのではなくて、あなたと同様に生まれてからの歴史を持った”個”としての生き物も見えてくるのではないでしょうか。
お気に入りの生き物を見つけたら、何度も通うのも楽しみ方の一つだと思います。
たまたま見に行った時は赤ちゃんだったのに数ヶ月後に見たらすごく大きくなっていた、ショーに出ていた芸が下手なアシカがいろいろできるようになっていた…など、楽しそうではありませんか?
水族館の、見せる側も少しがんばってみてほしい
今度は、見せる側の方々にお願いです。
とてもおもしろい現象が起こっているのに、解説がないために誤解されている場面に何度か遭遇したことがあります。
例えば…
「タナゴ」という魚がいます。淡水魚です。この魚、長〜い産卵管を持っていて、それをイシガイなどの二枚貝の中に差し込んで産卵します。
私が見に行った時、ちょうど産卵期で水槽にはいくつかイシガイが入れられ、メスが長い産卵管を出して泳いでいました。今まさに産卵しようとしていて、貝の周りにたくさんのタナゴが群がっているという貴重な現場です。
ところが、そこへ来た親子は水槽を見て、
「すごい集まってるね〜えさがあるのかな〜?」
と、少し眺めてすぐに去ってしまいました。
残念だなあ、もったいないなあと思うのです。
だから、水族館の中の方々も、そういう面白さが一般の人にも伝わる工夫をしてほしい!
デートで始まった軽そうな記事が、こんな結末を迎えてしまいました。
それでは、「ぱっと見ですぐわかる表面的な派手さ楽しさだけではなくて、その奥まで話せる人はかっこいいよね(男女に依らず)!」というムリヤリな締めくくりで終わろうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。