剥製ってどんなイメージですか?
怖い?気持ち悪い? (だとしたらちょっと残念ですが…)
今回は、あなたも作れるかもしれない、剥製の話。
「剥製」は怖くない!あなたも作れるかも?今日から剥製師!?な作り方。
剥製はその字のごとく、皮を「剥」いで作ります。ざっくり言うと。
動物の種類によって作り方は違ってきます。
一番やりやすいのは、小鳥ですかねー
小鳥(成鳥)の剥製の作り方
うずらのご遺体であれば、爬虫類や猛禽類の餌用に、冷凍のものが手に入ります。ただ羽毛がかなり抜けている場合も多く、剥製を作れる保証はありません…
わざわざ「成鳥」を書いたのは、ひなは(基本的に)めちゃくちゃ小さくて皮が薄くて骨が脆くて難易度が上がるからです。(ちゃんと羽毛が生えたひなうずらは、成鳥同様に餌用で手に入ります。うりぼうみたいでかわいいですよー。ちなみにスーパーのうずらの卵は有精卵が多く、温めるとまあまあ孵ります。)
小鳥の剥製の作り方は、おいおい詳しく記事に書きます、が、お待たせするのもあれなので、この本をご紹介しておきます。
魚の剥製の作り方
お魚の剥製も後々記事にします。
哺乳類や鳥類のような毛・羽毛で覆われた動物と違って、魚のような地肌が見える生き物はごまかしがききません。こちらのほうがだいぶ難易度が高い、と個人的には思いますね。
剥製は博物館で見られる!亡くなったペットを剥製にする人も。
べつに作るのは興味ないもん!という方、でも、見たいですよね?ここまで読んでるってことは、そうですよね?ね?
剥製は、自然科学系の内容が入った博物館なら高確率で見ることができます。とりあえず、東京上野の国立科学博物館の剥製コレクションはすごいです。数も、質も(質というのは剥製師さんの腕のこと)、剥製を見たければここに行け!!と言いたい。
人知れずすごいのが、千葉県我孫子の鳥の博物館。鳥鳥鳥、鳥、鳥、…とにかく鳥!鳥の剥製を見たい方はこちらに行ってください。
それ以外で剥製というと、狩猟された鹿や熊がトロフィーにされていたりしますね。こういったものは地方の観光施設で多い印象があります。それから、古いお家にキジやヤマドリの剥製がよく置いてありますね。
魚の剥製は釣具屋さんでよく見かけます。
釣り人が「こんないい魚めったに釣れない!形に残したい!」と思って剥製屋さんに依頼するんですね(動機としては鹿や熊と同じかもしれません)。遠征した思い出に、その地でしか釣れない魚を剥製にしたりも。
ペットを剥製にする方もいらっしゃいます。剥製にしたらいつまでもいっしょにいられますからね。気持ち悪がる方もいますが、まあここは価値観の違いというやつでしょう。
剥製師は英語で「taxidermist」。そしてタクシデルミアという超問題作、人間が剥製に…!?
剥製師という職業があります。剥製を作ることを仕事にしているということですね。趣味で作っていても剥製師と読んで良いでしょう。
剥製師は英語で「taxidermist」。(剥製は英語で「stuffing」)
世の中広いもので(?)、剥製師が主人公の映画があるのです…
その名も「タクシデルミア」。
いやー、興味本位で見てしまったことを後悔しています。
面白くなかったということではないですよ。というか、面白くなかったという理由以外で後悔したのはこれが初めてかもしれません。
ネタバレしないようにないように少し触れますと、この映画のテーマは「人間の欲望」です。
人間の欲望ってどんなものがあったっけ?
それと剥製とどんな関連があるんだろ?
と予測してからみると良いかもしれないです。
ただ、繰り返しますが、興味本位の軽い気持ちで観ると後悔する恐れがありますので、しっっっっかりと心の準備はしておいてください。上にも書きましたが問題作です。
年齢制限なくていいの…? 的な内容を含みます。いや、年齢制限されてたかも。
映画を見た(見てしまった)人へ…くれぐれも、剥製師をしている人が皆こういった思考・嗜好をしているわけではありませんよ。偏な偏見を持たないように。一応。
レンタルで見つからなかった方はこちらから購入できます。