文鳥師匠に根付、NHK朝ドラ「わろてんか」に地味にたくさん出てくる文鳥を解説:オスメスの寿命など

「わろてんか」に出てくる文鳥は白文鳥!品種について

文鳥は飼育の歴史の中で、いくつもの品種が生み出されてきました。

もともとの色はノーマル(桜文鳥とも)と呼ばれる色で、その他はすべて人工的に生み出された品種です。

いずれも渋みのある、日本人好みの色のような気がします。

品種1. ノーマル文鳥

白い頬、黒い頭と尾、グレーの背と胸、薄茶色の腹、白いおしり。

ひな〜若鳥のうちは全身濃いグレーのような茶色のような色をしています。嘴も黒に近い色です。


↑ひな

品種2. 桜文鳥

ノーマルもこの名で呼ばれることがありますが、本来桜文鳥の由来は、ノーマルの羽色に桜吹雪を散らしたように白い斑が入る、というものです。

斑がほとんどないものから、ぶち模様のようなものまでいます。

ひなも基本的にはノーマルと同じですが、やはり白い班が入っている場合もあります。


↑ひな

品種3. 白文鳥 ← 「わろてんか」に出てくる文鳥!

全身白い羽に赤い嘴・アイリング・足、黒い目、という配色が美しい文鳥です。気温が低い時に丸くなった姿はもちもち、大福餅のようです。

目が黒いのでアルビノ(色素を全く持っていない)ではありません。

ひなも白いですが、背に灰色の紋がでます(個体によりない場合も)。ひなの嘴はピンク色。

ドラマの文鳥は、オープニングアニメも実写の個体も、嘴がピンクでした。若いのか、コンディションが悪いのか…気になるところです。

品種4. シナモン文鳥

その名の通り、シナモン色。ノーマルの色から、色の濃淡はそのままに、次に出てくるシルバーの色を抜いた色です(実際文鳥は2種類の色素を持っています)。

目は赤く、ノーマルや桜・白文鳥に比べ虚弱な傾向にあります。

ひなは全身茶色(シナモン色)です。

先の3品種はスタンダードですが、シナモン・シルバーは少し珍しい品種となり、価格も高くなります。

品種5. シルバー鳥

シナモンとは逆に、ノーマルから茶色い色素が抜けた色で、グレーというより本当にシルバー、といったつやのある色みです。

文鳥の近縁種・似た色の鳥:文鳥師匠が出てくるまで朝ドラの鳥はジュウシマツと思ってました

オープニングに出てくる小鳥が、白い体にピンクの嘴だったため、最初は十姉妹(ジュウシマツ)かと思っていました。

模様が入っているものもいますが、真っ白にピンクの嘴、という「まさに!」な姿の個体もいます。

ジュウシマツは文鳥よりひと回り以上小さく、体重は15gほどしかありません。鳴き声もだいぶ違っています。

子育て上手な鳥として知られ、文鳥と同じくペットショップで良く見かける小鳥です。

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