身近な生物を飼育してみよう:(3)カブトムシの飼育方法!幼虫から成虫までの育て方と繁殖

夏ですね!カブトムシの季節ですね!

カブトムシは山で採集できなくてもペットショップで売っていますし、飼育が比較的楽、そのうえカッコイイという3拍子揃った昆虫です。

では飼育方法を見ていきましょう!

カブトムシの飼育セットを揃えよう!

カブトムシを飼うために、こちらの道具を揃えましょう。

飼育に必要な道具:
飼育ケース または 水槽、昆虫マット または 腐葉土、ガーゼ布、霧吹き、木片、えさ(昆虫ゼリーや果物)

どれもペットショップやホームセンターに置いてあります。飼育ケースは幅30cm以上あるものが良いでしょう。霧吹きは昆虫マットが乾燥しているときに使います。

↓飼育セットもあります。

カブトムシの飼育:幼虫からさなぎまで

幼虫は土の中。昆虫マットで育つ!

カブトムシの幼虫は土の中で育ちます。飼育ケースに8割くらい昆虫マットを入れて育てます。飼育ケースのケースと蓋の間にガーゼを挟んでおくと、コバエなどの侵入を防ぐことができます。一つの飼育ケースに1匹の幼虫が良いですが、複数入れることもできます。

飼育ケースは直射日光の当たらない静かな場所に置きます。極端に暑い場所や寒い場所は避けます。

幼虫は昆虫マットや腐葉土を食べて育つので、特別えさを入れる必要はありません。ただ、ふん(コロコロしたカタマリ状)だらけになったり減ってきた時は交換します。

新聞紙などに飼育ケースをひっくり返して土を出します。空になった飼育ケースに新しい昆虫マットを入れます。ひっくり返した土の中から幼虫を探し出し、新しいマットの上に置きます。幼虫は自分で土に潜って行きます。幼虫はやさしく扱いましょう。

さなぎになるときも土の中。そっと見守ろう。

やがて幼虫は土の中に部屋を作り、さなぎになります。(さなぎになることを蛹化(ようか)といいます)イモムシだったものが、突如として”カブトムシ”の形になります。観察のために出して見る場合は慎重に扱いましょう。出してしまった場合は埋め戻さずに筒状の容器に移します。埋め戻してしまうと羽化(成虫になる)がうまくいかなくなってしまいます。

さなぎはデリケートなので、くれぐれも慎重に扱いましょう!

幼虫の期間は約9ヶ月。長いですが、売っている幼虫はかなり大きくなったもので1-2ヶ月でさなぎになるでしょう。