もしも人間が卵を産む生き物だったなら:夫が育児しないという悩みは少なくなるかもしれない

egg

夫が育児に非協力的!と、イライラしてお過ごしの方。

もし人間が卵を産む動物なら、男性がより育児しやすくなるのでは…というお話です。

オスが子育てをするのが稀な、哺乳類に属するヒト

我々哺乳類のなかで、オスが子育てする種というのは実は少数です。

一方で鳥類の多くが両親で子育てをします。
(ちなみに「オシドリ夫婦」のオシドリのオスは子育てをしません…)

一夫一婦制の動物は、

  • 哺乳類では約3%
  • 鳥類では約70%

と、大きな開きがあります。

※子育てしないことやウワキを正当化できるわけではありませんよ!

哺乳類はメスしかできない仕事が多すぎる

哺乳類でメスしかできない仕事というのは
妊娠・出産・授乳 です。

この間、オスは子供に対して直接してあげあられることはほとんどないといっていいでしょう。

さらにこの期間がけっこう長い、ということが、哺乳類が一夫一婦制なりにくくなる要因でもあります。

メスは一度繁殖に入ると次の繁殖までどうしても時間がかかってしまいますが、オスはといえばほとんどその期間はありません(繁殖サイクルが一周する期間:メス >>>>> オス)。そこでオスは別の相手を探しに行ってしまう、というわけです。

尚、そもそも子育てをするということは、子育てによって子どもの生存率が上がるためです。

子育てをするより、そのエネルギーを卵を増やしたり相手を探すことに費やす方がおトクなら、子育てをしないということです。

(魚類、両生類、爬虫類は子育てをせず、卵を産みっぱなしにするものが多いです)

一夫一婦制の鳥類からヒトが学べること

さて今度は約7割もの種が一夫一婦制を採る鳥類です。

鳥類でメスしかできない仕事とは、産卵。
これだけです。

残りの仕事である、巣作り・抱卵・給餌。
これらは両親のどちらもすることができます。
(鳥類の中にはメスは産卵のみで、育児は一切しないという種すらいます。)

産卵と産卵の間は1日の種もいれば数日かかる種もいますが、哺乳類と比べれば雲泥の差でしょう。その繁殖力で有名なハツカネズミですら、妊娠期間だけで約20日なのです。

産卵期間だけ見ても、オスメスの繁殖サイクルの回転速度がかなり近くなるのが分かります。

さらに、両親が子育てするために、その間新たな繁殖はしないとなれば、サイクルは、メス=オス、となるわけです。

これにて鳥類の場合は一件落着、となります。

(補足:鳥のなかには生まれてすぐ自力で餌を採ることができる、ニワトリなどキジのなかま、カモなどがいますが、このようなグループは給餌の手間がないためか、メスのみが子育てする割合が高いようです。)

鳥の生態をヒントにヒトの子育てを考察すると

ポイントは、
・メスしかできない仕事
・オスメス共にできる仕事
があったということです。

先に述べた 妊娠〜授乳 が女性しかできないというのは言わずもがなですが…
他に女性にしかできない仕事はないでしょうか?

言い方を変えましょう。
これまで、あなたの家で、妻しかしていなかった等の理由で夫がやり方を知らない・できないことはありませんか?

これはつまり、本来は男性女性問わずできる仕事のはずなのに、女性しかできない仕事を増やしてしまっている、ということです。

「できること」はいわゆる「育児」でなくとも良いと思います。
直接子供に関わることでなくても。

ただ、子供は両親の姿をよく見ています。
その姿を見せることも「育児」のひとつではないでしょうか。

追記:
特に上の世代では未だに「やっぱり女性は家庭に…」という人がいます。

確かに男女で分業がされていた時代がありましたが、それから時は経ち、環境が変わりました。生き残るのは環境に適応に適応した者です。

スポンサー

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. […] 人間は哺乳類であるため、繁殖において男女でできる仕事が大きく異なりますが、鳥類はその差が非常に小さいという特徴を持っています(詳しくは人間が卵を産む生き物だったなら)。 […]