夏休み・冬休み、理科の自由研究!手羽先or豚足でできる家庭で骨格標本の作り方!

豚足

骨格標本というと博物館を想像するかもしれませんが、実はおうちで作ることができてしまうのです!しかも、簡単に手に入る食材でできるので、キモチワルイとかいうこともなく、家族に反対される心配も少ないですよ!


理科の自由研究の材料はスーパーにあった!骨格標本の材料と道具!

まずは材料と道具を用意しましょう。どれも100円ショップやドラッグストア、スーパーなどの身近なお店で手に入ります。

材料:豚足または手羽先

道具と薬品:
魚の骨抜き・ピンセット・歯ブラシ・食器洗い用洗剤・瞬間接着剤・バット(大きめのタッパーでもOK)・ビニールかゴムの手袋・直径0.5~1mmの針金

あった方が良いもの:
エプロン・お茶パック・入れ歯洗浄剤またはパイプ洗浄剤・70%アルコール(消毒用としてドラッグストアにあります)・オキシドール(消毒用としてドラッグストアにあります)・アセトン(マニキュア落としか自転車や機械用のクリーナー)・グルーガン・標本を飾るケース

さっそく作ろう!今年の夏休み/冬休み、理科の自由研究はインドアで標本作り!

火や薬品を使う場面があるので、小学生以下は大人の人と一緒に作りましょう!

●がついているものは省略しても良いですが、やった方がきれいな標本ができます。

  1. 骨から肉を取ります。材料が食べ物なので、料理して食べたらOK。ただし細かい骨があるので、食べるのに夢中になってなくさないように!細かい骨が取れてしまった場合はお茶パックに入れておくと良いです。後の工程で薬品に骨を浸ける場面がありますが、お茶パックごとつけてしまって大丈夫です。
  2. 食べ終わっても、硬い健や細かい肉片が残っていると思います。魚の骨抜きで健をむしり、ピンセットで細かい肉を取り、歯ブラシでこすってきれいにします。骨がバラバラになりますので、メモを取っておくと良いです。
    もし健が固くて全然取れない!というときは(特に豚足)、しばらくゆでて柔らかくしてから再挑戦します。ゆで時間は数十分〜と長いですが、宿題でもやりながら気長に待ちます。
  3. ●より簡単に骨をきれいにするには入れ歯洗浄剤かパイプ洗浄剤を使います。これらはタンパク質を溶かす作用があるのです。※パイプ洗浄剤は強力なので安全のため手袋をし、薄めて使用します。濃い方が早く骨がきれいになりますが、骨も溶けてしまうので様子を見ながらにしましょう。特に小さい骨は注意が必要です。
  4. ●脱脂工程。タッパーにアセトンを入れ、その中に骨を浸して1日以上おきます。※アセトンを扱う時も手袋を。また、臭いのでしっかり蓋を閉めましょう!引火性があるので火気厳禁です!
    骨の中には、実はたっぷりと脂肪が入っています。この工程を飛ばしても標本はできますが、しばらくすると脂がしみ出てきたり、脂で黄色っぽい標本になります。
  5. ●オキシドールで漂白をします。漂白すると骨格標本らしい白い骨になりますよ!オキシドールにつける時間は30分〜1時間程度で様子を見ながら。あまり長時間つけると骨が傷みます。※手袋をしよう!
  6. 骨を乾燥させます。細かい骨がなくならないよう気をつけて。
  7. 骨を組み上げます。手羽先は軽いので接着剤のみで組み立てられます。豚足はグルーガンで隙間を埋めながら接着するか、ドリル等で穴を開けて針金を通して組み立てます。
  8. 見栄えを良くしましょう!冬休み/夏休みの自由研究となると、提出したり飾ったりすると思います。プラモデル等の展示ケースに入れると立派に見えます(これも100均で手に入ります)。学名などを書いたラベルもつけてやると、まるで格式高い骨格標本であるかのように!

※小さな骨をなくしてしまった…そんなときは、粘土で作りましょう。お手軽なのは紙粘土、細かい表情を出したいときは石粉粘土がおすすめです。色が似ていないなら絵の具で塗りましょう。

いかがでしたか?きれいにできたでしょうか。

手羽先はいかにも鳥!太ったイメージの豚の足は以外とスラリとしていませんか?骨の関節面がきれいに合って、うまくできているなあと思ったり。

ひたすら見栄えの良い標本を作るのも良いですが、作り方をまとめ、もっときれいに作るにはどうしたら良いか、作ってみてどうだったか、などなど、考察すれば、冬休みの理科の自由研究は完璧でしょう!

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『夏休み・冬休み、理科の自由研究!手羽先or豚足でできる家庭で骨格標本の作り方!』へのコメント

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