鳥を食う!? 世界最大のクモ「ゴライアスバードイーター」!! と、ソレを狩る天敵「オオベッコウバチ」!! 

・ゴライアスバードイーターの天敵!? 世界最大のハチ「オオベッコウバチ」!! 怪獣大決戦!!

もはやバケモノにすら思えるゴライアスバードイーターですが、そこは秘境・南米アマゾン。

巨大グモにも天敵がいるのです。

その名も「オオベッコウバチ」(再びGoogle画像検索)

世界最大のハチです。

参考までに日本のオオスズメバチは4センチくらいですが……。

オオベッコウバチは6センチ、1.5倍にもなるんです。

こんなのが耳元で「ヴヴヴヴヴヴ」って飛んでたら卒倒しそうです。恐怖!

その生態から「ドクグモオオカリバチ」と呼ばれることも。

英語圏では「タランチュラホーク」という別名があるほどです。

主にタランチュラを標的とし、キバで反撃するタランチュラを素早い動きで翻弄し、スキを突いてマヒ毒を叩き込みます!

これが決まればオオベッコウバチの勝利。獲物を巣まで運び(こんな大きいクモを!?)、卵を産み付けて幼虫のエサにします。

勝率は高く、完勝するほど戦闘能力が高いオオベッコウバチ。しかしながら成虫は花の蜜を吸って暮らしています。……普段は可憐なんですね。

ちなみにゴライアスバードイーターもやられっぱなしではありません。ときにはオオベッコウバチを強力なキバで返り討ちにしてしまうこともあるのです。世界最大はダテじゃないぜ!

・「ゴライアスバードイーター」飼育できる? 販売されてたら値段はどのくらい?

近年、タランチュラ飼育は世界的にだいぶ認知されてきたと思いますが、

「世界最大の毒グモ」ゴライアスバードイーターも当然大人気! マニア垂涎のペットです!

日本にもたくさん輸入されており、

価格は小さいものが¥20,000~25,000ほど。大きくなるに連れて値段は高くなっていきます。

希少なイヌやネコに比べたらだいぶ安いのですが、ゴライアスバードイーターはタランチュラ

初心者には飼育が難しい種類なのです。要因を3つ紹介しますね。

・実は意外と虚弱

ゴライアスバードイーターは南米に生息するタランチュラ。飼育環境は高温多湿でなければなりません。

しかし、こんな巨体にも関わらずデリケートで、低温や湿度過多・乾燥に非常に弱いのです。

環境が少しズレるだけで弱って死んでしまうこともあります。マメに世話してあげないといけません。

・気性が荒い

ゴライアスバードイーターは攻撃性が高いクモです。子供でも3センチほどの大きさになるので、噛まれると相応に痛み、弱いとはいえ毒を注入されるのも危険です。

前述したように給餌、掃除を細かくしなければならないので、タランチュラ慣れしていない人が飼育するのは難しいでしょう。

・おっかない刺激毛

ゴライアスバードイーターはお腹に「刺激毛」という毛を持っています。

お腹を擦りはじめたら要注意!! 刺激毛を空中にばらまいているのです。これは哺乳類などの捕食者に対抗する手段で、付着すると痒みが襲います。小型の動物には非常に効果的で、これだけで致命的ダメージを与えることもあります。

目に入ると何日も痒みが続く地獄が待っているので、初めての飼育では手袋とゴーグルが必要でしょうね。

さあ、世界最大のモンスター2種を紹介しました。

単に映像をホイッと見せられるのとは違う面白さがあったのではないかと思います。動いている映像見たらもっと惚れちゃうかも知れませんよ~?