虚空の視線。動物界きっての虚無感を漂わせる「チベットスナギツネ」。いかなる理由でこんな顔に……。

 

 

 

 

 

 

変な顔の生き物ってたくさんいますよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山ほど思いつくでしょう。ねー。もうイヌだけでもいくらか思いつくでしょう。チワワとか。変ですよねあの顔。目が大きすぎる。

 

 

 

そんな山ほどいる変な顔の生き物たちですが、

案外、慣れてしまっているものも多いのでは?

 

 

 

まじまじと見ると「なんでこんな顔してんねん」と言いたくなるフェイスがたくさんあります。よくよく考えればゴリラなんてすごい顔ですよ。

 

 

一昔前はカバだって変顔扱いだったのに慣れるものですねー。

あと、こんなやつこんなやつがいることで感覚がマヒしてるんでしょうね。

 

 

ただ、そんな変な顔に慣れている我々でも、

 

「特に変でもないけど慣れない顔」というものもあります。

 

 

 

 

なんというか、絶対に変ではないのに笑ってしまうとか、ムカつくとか、不安になるとか……。

 

 

今回紹介するのはこの子です。

 

 

 

 

 

 

 

「チベットスナギツネ」。

(Google画像検索)

 

 

 

 

 

 

 

 

……。

 

 

……。

 

 

 

 

 

な、なんでしょうね。なんだかもにょもにょしますね。

 

 

 

 

 

 

 

さあ、今回ご紹介する生き物はこちらの「チベットスナギツネ」

 

 

 

 

特別なことはなんにもないんですよ。

 

 

 

 

すごく珍しい生き物であるわけでもなく、

 

 

変わっている習性があるでもなく、

 

 

特別マニアに好かれているわけでもなく……。

 

 

 

 

 

 

とにかく最大にして唯一と言ってもよい特徴「顔」

正確には「表情」なのです。

 

 

 

世間に疲れ切っているような

俗世を憂いているような

人生を悟りきっているような

 

 

 

どうですかこの絶妙すぎる表情。

さあ、コンテンポラリー・シュール・フェイス「チベットスナギツネ」について見ていきましょう。

 

 

 

・なんともいえない顔の「チベットスナギツネ」。こんな顔してる理由はなんなんだ?

 

 

 

えー……。序文でだいぶ愛情を使いまくってしまいましたが、ここからは冷静にチベットスナギツネを紹介していきましょうか。

 

 

顔はとりあえず置いておいて……。

 

 

 

分類は「食肉目イヌ科キツネ属」。キツネですからね。

 

 

 

名前にチベットとありますが、チベットのみの固有種ではありません。

 

インド北部、中国の西から南側の広範囲、ネパールに生息しています。高地の草原などに巣穴を持ち、ペアで行動する習性があります。

日本にいるアカギツネよりも一回り小さく、最大で70センチくらいの大きさになります。

小型の動物を狩って食べたり、屍肉を漁る、果物を食べるなど雑食性です。

 

 

 

 

 

さあ皆さん気づいたでしょうか?

 

 

 

「普通」です。

 

 

 

 

↑の説明、チベットのくだりをなくせばキツネの仲間全般に使えそうじゃないですか?

 

これだけでキツネの細かい種類が特定できたら学者クラスの知識量ですよ。

 

 

外見って大事ですね~……(遠い目)。遠い目ってチベットスナギツネみたいな目でしょうか? 「ああ……またか……」みたいな。(Google画像検索)

 

 

さて、そんなフツーに(若者言葉)キツネのチベットスナギツネですが、どうしてあんな顔になってしまったんでしょうか?

 

 

 

 

わかってないんですね。アハハ。

 

 

 

 

参ったねこりゃ!! ネタにならない!!

 

 

 

 

 

 

 

いやー仮説はいくつかあるんですけど……。

 

 

 

 

顔が大きいのは敵や同種と戦う際に、体を大きく見せる効果があり

「俺はお前より強いぞ!」

とアピールするための進化ではないか、という……、

 

 

 

 

これまたどっかで聞いたことあるなぁ!!

 

 

鳥とかで良く聞く説明だなあー!!

 

 

いやまあ別にいいんですけどね。動物ってそういうものですから。

 

 

収斂進化とかありますから……。

 

 

 

・シュール過ぎるチベットスナギツネは意外とグッズ豊富。一部をご紹介!!

 

 

観光地とかで「誰が買うねんコレ」っていうお土産とかあるじゃないですか。木刀とか。私は木刀買ったことありますけど(2000円でした。お土産価格)。

 

チベットスナギツネは以前から知られていた生き物だったんですが、2015年、カルピスのCMに出演したことで知名度が大きく上昇し、今ではゆるキャラ系の動物として人気になってきました。

 

 

ひっそりと「けものフレンズ」にも出てるんですよ?(※アニメには出てないけどね!! 残念!!)

 

そんなわけでキャラクター化、グッズ化が進むチベットスナギツネ。ファンからの通称はチベスナ。

 

 

フィギュアになったり、キーホルダーになったり。

なぜだかTシャツやトートバッグまで……。

 

 

 

この、どんなグッズになっても一定のシュールさを保つのはキャラクターデザインとして優秀なんじゃないかと思えて来ました。

 

 

 

チベスナグッズ代表格は、

 

マンガ「チベットスナギツネの砂岡さん」。

 

 

 

漫画家・イラストレーター・アニメーターである「キューライス」さん作のシュールなチベットスナギツネマンガです。

 

リンクを貼っておきましょう(宣伝)単行本にもなったし(宣伝)。

 

 

なんかそのうちNHKの朝とかにアニメになりそうですね。5分くらいの。

 

 

 

あ、ちなみにチベスナの毛皮はゴワゴワしてて服飾の材料としては好まれてないみたいです。チベットなどでは帽子に使われることもあるみたいですけど。

 

 

いや毛皮をグッズと呼んでいいのかはわかりませんが。

 

 

 

 

 

・チベスナ(チベットスナギツネ)の子供ってどんな顔なの? もしかして生まれたときから……。

 

 

さて、顔面のみで一気にスターダムにのし上がってきたチベットスナギツネですが。

 

 

 

 

 

動物の子供ってすべからくカワイイですよね?(一部例外含む)

 

 

 

 

 

チベスナはどうなんでしょうか?

 

 

 

 

 

 

……。なんか、ヤですね……。

仮に子供もこの顔(Google画像検索)だとして、

子供が母親に群がっている姿を想像すると中世ヨーロッパの奇妙な絵画みたいな……シュールを越えて若干のホラーの領域に足を踏み入れているとうな……。

 

 

 

でも大丈夫!!

 

 

 

 

チベスナも子供はカワイイよ!!(Google画像検索)(恐らく左上)

 

 

 

 

 

ちょっと顔が凛々しいカンジではありますが、短い手足や毛皮のモフモフ感なんかは確実に子狐のソレですよ!

 

 

ああよかった……。

でも何ヶ月かしたらこの子たちもチベスナとして一人前の顔に成長して行くんですね。

 

大人になるって悲しいことなの……。

 

 

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