図鑑大好きな管理人が、おすすめの野鳥図鑑を紹介します。
おすすめの日本の野鳥図鑑はズバリこれ!
おすすめはこちら、
「決定版 日本の野鳥650」。
管理人はこの図鑑の前の版にあたる、「日本の野鳥590」を小学校高学年くらいのときから持っておりまして、これがまた素晴らしい(主観)図鑑で。
それからさらに、かご抜けや今後日本で見られる可能性のある鳥種を加えたものがこちらです。
普通に見られる種類から、超レアな鳥まで網羅されているんですね。
ちょっとお高いのは、まあフルカラーですし仕方ないですね…でもその価値は十分あると思います。
日本の野鳥650をおすすめする理由は並びが○○順だから
おすすめする理由その1)分類順に並んでいるから
野鳥図鑑、いろいろ出ていますが、中身を見ると鳥の種類がどんなルールに沿って並んでいるかが違っています。
- 鳥のいる場所順
- 鳥の色順
- 分類群順
鳥のいる場所順というのは、例えば「水辺」「森林」「草原」「人の近く」のような分け方で並んでいるということです。
これには欠点がありまして、メインの生息地は水辺でも草原にも現れる、といったイレギュラーな場所でその鳥を見つけてしまった時がやっかいなんです。草原で見つけて、図鑑の「草原」の項を探しても、見つからなくて迷ってしまいますね。
鳥の色は、「白い鳥」「黄色い鳥」「茶色い鳥」という分け方です。
これが厄介なのは、白が多いけれど茶色も入っている鳥ってどっちを見たらいいの?とまず迷うことです。色は主観も入ってしまいます。
そして、鳥は茶色のものが多いので、色によって種類数がかなり偏りがちです。
分類順をおすすめする理由はこちら。
- 分類が近い種類は似た環境を好む傾向がある(例えばカモ目に分類される鳥たちは、およそ水辺にいます)ため探しやすい
- 分類が近い種類は形が似ているので探しやすい
- 分類が近い種類は生態も似ているので理解しやすい
- おいおい分類など生物学に興味が出てきたときに整理しやすい
初心者の頃は、いる場所や鳥の色順の図鑑の方がお手軽で使いやすいかもしれませんが、野鳥の深み(?)にはまるにつれて分類順方が便利だと感じるようになると思います。
おすすめする理由その2)網羅性
日本で見られる野鳥はすべて載っています。
何しろ迷鳥などとして、今後日本で見られる可能性のある種類まで載っているのです。野外で見た鳥は絶対にこの図鑑に載っているという安心感!
また、雌雄によって、あるいは成鳥と幼鳥や夏と冬で色や形が違う種類はそれぞれ写真と文章で解説が入っています。
おすすめする理由その3)国外の分布も載っている
渡り鳥で、例えば夏しか見られない種類でも、冬に滞在している地域がわかります。
1年中みられる種類も、それが日本にしかいない鳥なのか、世界に広く分布している鳥なのかが、世界地図付きで載っているので一目でわかります。
通年生息する地域・繁殖期に生息する地域・非繁殖期に生息する地域が色分けされていてわかりやすい!
図鑑は写真が多いので、大人向けでもこどももいける!
先にも書いた通り、管理人は「日本の野鳥590」を小学生の頃から持っています。
子供向けのハードカバーで文字も本そのものも大きな図鑑も売っています。
幼児〜小学校低学年くらいなら子供むけ図鑑で良いかな〜と思いますが、それ以降なら大人向けの方が良いのでは、と思います。
高学年くらいになれば、常用漢字はかなり読めるようになっているので、大人向けのものでもだいたい意味はわかるはずです。わからない漢字を調べるのも勉強になりますね。好きだったらそれくらいするでしょう。
それと、図鑑は性質上写真が多いです。
これも子供もOKな理由の一つですね。
バードウォッチングで見た鳥の種類を確かめるために、写真と実物を見比べるというのは文字なしでもできます。決め手的な部分は文字ですが、それは本当にこの種類かな…?と迷ったときに使うくらいかなと思います。
大人向けの図鑑ですが、小学5年生当時の自分が選ぶとしても、分類群順のこの図鑑を選ぶんじゃないかなーと思いますね。鳥のことに詳しくなればなるほど、他の並び順だと脈絡なく並んでいるような感覚になってきますし。
先読みをするなら、スズメ目ツグミ科のように分類が載っていると、「目」や「科」ってなんだ?と子供が興味を持って調べるきっかけになるかもしれません。それに、ペリカン目ウ科など、ウってペリカンのなかまなの!?という発見もしてくれるかもしれませんね。