まだまだまだジャコウシリーズ「ジャコウネズミ」! かわいい親子の「キャラバン」。匂いはムスクなのか!?

 

 

 

 

 

 

 

ジャコウシリーズ第4弾!!

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は「ジャコウネズミ」(Google画像検索)を紹介しますよー!!

 

 

 

 

まだいるのかよジャコウシリーズ!!!!

 

ちなみにジャコウシリーズの元ネタである「ジャコウジカ」は未紹介ですからね。乞うご期待。

 

さて、ジャコウシリーズ第4弾は「ジャコウネズミ」。

ネズミと人間との関わりは枚挙にいとまがない生き物です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ネズミじゃないですけどね(ネタバレ)。

 

 

なんなんだジャコウシリーズは。

 

 

ジャコウウシはヤギの仲間だし

ジャコウネコはネコの仲間じゃないし

ジャコウネズミもネズミの仲間じゃないってか!!

 

 

 

看板に偽りありまくりじゃないっすか!!

 

 

まあ別に我々にしてみれば大した問題はないんですけど。ただツッコミたくはなりますね。

 

 

 

 

今回もツッコミどころ満載だぁ! 「ジャコウネズミ」を見ていきましょう!

 

 

 

 

 

 

・ジャコウネズミの匂いはどーなの? ムーミンに出てたってホント!?

 

 

さて、先述の通りジャコウネズミはネズミじゃありません。

 

 

分類は「トガリネズミ目トガリネズミ科ジャコウネズミ属」

 

「ネズミじゃん」と思われるかも知れません。しかしトガリネズミ目はいわゆる「齧歯類」ではないのです。

 

どっちかといえばモグラの仲間なのです。

 

ネズミは「齧歯目」ですが、ジャコウネズミは「トガリネズミ目」。

 

ウマ目だの翼手目(コウモリ目)だのと同じレベルで離れているのです。

しかもより正確な分類ならば、

 

「トガリネズミ目」は「齧歯目」よりも「ウマ目」のほうが近いのです。

 

全然ネズミではないです。

 

そのため、研究者などの間では「ネズミって呼ぶの止めてスンクスって呼ぼうぜ」と取り組まれているようです。そりゃネズミじゃないしね。

ちなみにスンクスとは学名「Suncus murinus」から取られています。

 

 

そしてまたややこしいのですが、北米大陸に分布している「ムスクラット」というネズミ(こちらは本当にネズミ科)がいまして、直訳すると「ジャコウネズミ」になるというなんだかよくわからない事態に陥っています。

 

 

さて、ここまでの内容を踏まえた上で次の話を。

 

実はジャコウネズミ、かの「ムーミン」にキャラクターとして出ていたんです。

 

見た目はこんなのです。(Google画像検索)

 

なんかイヌっぽいですね。それもそのはず、ムーミンに登場しているジャコウネズミは「ムスクラット」の方なんです。

つまりジャコウネズミさんはジャコウネズミじゃなくてジャコウネズミ(ムスクラット)なんですねー。

ややこしいでしょ? だから皆さんスンクスと呼びましょうね。

 

 

 

 

記事内はジャコウネズミで通しますけどね!!

 

 

 

 

 

あ、そうそう。ジャコウネズミもジャコウシリーズなので、当然匂いを出します。

 

割りと麝香に近いんですよ。薄めれば香水にも使われる香り。シベトンというジャコウネコの分泌物にも含まれているフェロモンっぽい匂いとされています。

 

案外ジャコウシリーズってジャコウに近いのか?

 

 

・ジャコウネズミのカワイイ習性、親子の「キャラバン」。いったいなぜ?

 

ジャコウネズミには「キャラバン」というちょっと奇妙な習性があります。

どんなものかというと、

おしりをくわえて数珠つなぎになります。

こんなかんじ。(Google画像検索)

この状態でトコトコ歩きます。コガモが親ガモについてちょこちょこしてるような可愛げがありますね~。

 

かわいいキャラバンですが、この行動をとる理由はイマイチわかっていません。ヘビに擬態してるのでは? とか単にはぐれないようにしているのでは? など。

このキャラバンは子育ての時期に行われ、親のおしりを子供がくわえ、またそのおしりを別の子供が……と繰り返します。ジャコウネズミは一度の出産で3~6匹ほど子供が生まれるので、それらが一列になってキャラバンになるのです。

 

次項で詳しく説明しますが……。

 

このジャコウネズミ、見に行けるんですよ!

 

 

・ジャコウネズミが飼育されている動物園! キャラバンは見れるかな?

 

ジャコウネズミは世界中で飼育されています。ただし、実験動物として。

ジャコウネズミの特徴として「揺すると吐く」というものがあり、嘔吐する動物の中では非常に小さく飼育しやすいので実験動物として優秀なのだそうです。

 

しかしながら実験動物のイメージが強いのか、知名度が低いのか、単に人気がないのか……。

 

ジャコウネズミを展示されている動物園や、販売しているショップは多くありません。

そんな中、ジャコウネズミが展示されているのはコチラ!

 

 

・上野動物園

ハイ、もう説明不要な日本を代表する動物園の1つですね。

こちらの西園「小獣館」というエリアに展示されています。名前の通り小さいサルやネコ類、ネズミやコウモリなどが展示されており、地下にはハダカデバネズミなどの暗いところを好む動物たちがたくさんいるんですね~。

 

 

 

・富山市ファミリーパーク

富山県富山市にある動物園で、気軽に入れる「無料エリア」もあるファミリー向けの施設ですね~。

チケットを買って「有料エリア」の中、ニホンザルやシカ、モグラなどがいる「里山生態園」にジャコウネズミのエリアがあります。

富山市ファミリーパークではジャコウネズミのキャラバンを来園者に見せようと努力されており、よりよい環境を模索している最中のようです。

 

 

 

うーん、まだ確実にキャラバンを見れる動物園はないみたいですね~……。ジャコウネズミ、いやスンクスがもっとメジャーになれば未来の動物園では定番になるんでしょうか?

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