恐竜と魚竜の違い

魚竜の絶滅の理由 恐竜絶滅との違い

恐竜は白亜紀末(6550万年前) に絶滅したと考えられます。これに対し、魚竜は白亜紀前期(4000万年前)に絶滅したと言われます。この絶滅時期の違いから、絶滅した理由は同一の理由でないことがわかります。恐竜の絶滅の理由は様々な説が多くありますが、魚竜の絶滅理由は何でしょう?

魚竜の絶滅の有力の説の一つとして、「身体的形状の特殊化と捕食者の出現によっての絶滅」という説があります。

ここでは、以下のサイトからこの説の説明を引用させてもらいます。

GIBION宇宙・地球・動物の謎(http://www.gibeon.info/entry/ichthyosaurs/)

魚竜が絶滅した原因は、餌となる生物の進化と生態的ライバルの出現だと考えられています。魚竜は流線形の体や大きなヒレの発達させたことにより高い遊泳力を備え、ジュラ紀の海では大繁栄を極めました。しかし、白亜紀に入ると餌となる生物たちも同じく遊泳力を発達させ、高速で逃げ回るようになりました。これにより魚竜は圧倒的な捕食者ではなくなってしまいます。

魚竜にさらなる追い打ちをかけたのが生態系的ライバルとなる首長竜の存在でした。白亜紀に入ると首長竜の仲間はどんどん巨大化し、魚竜に代わって生態系を支配するようになりました。魚竜に残された数少ない獲物も首長竜と奪い合わなければならなくなってしまったのです。首長竜との生存競争に敗れた魚竜は次第に数を減らし、白亜紀後期の激しい環境の変化に適応できないまま、いち早く地球から姿を消してしまったのです。

一見、魚竜や恐竜などの古代の生き物は強そうに見えます。大きな体、鋭い爪、移動のスピード、現存する生き物にはない特徴を備えることもあります。しかしながら、これらの特徴は捕食等の行為に役に立っても、激しい環境変化には役立ちませんでした。彼らの歴史から、生き物の姿だけでなく、生きていく上で本当に必要となるものが示されているような気がします。

生命の歴史を紐解くことは、人間の歴史同様に私達人間に色々な事を教えてくれると考えます。

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