亀についてどうお考えでしょうか?
「いや、特になにも考えてないけど……」
いや、まあ、そりゃそうでしょうけど。
大体の人はそうでしょうけども。
亀ってかなり特徴的な生き物だと思いませんか?
最大の特徴である甲羅、のそのそしていて足が遅い、長寿の象徴……。
地味~に恐竜と同じ時代に既にいますしね。
ノロマのどん亀なんて馬鹿にされることもありますが、素晴らしく完成されたデザインの生き物なんじゃないでしょうか。
今回のテーマは「亀の長寿」です。
長生きの動物として知られる生き物ナンバーワン、亀に秘められた知られざる一面を見に行ってみましょう。
・亀といえば長い寿命。長寿の理由は心拍数、呼吸?
亀といえば長寿。長寿といえば亀。
おめでたい生き物としてはかなりメジャーですよね。鶴は千年亀は万年なんて言葉もあるくらいですし、昔から「亀ってホントに長生きするな~」と誰もが思っていたんでしょうね。
その長寿はギネスブックにも記録されています。
それも、長寿すぎていくつかの記録が残っているんですね。
「長寿の記録でいくつかってどういうこと?」
そう思われるかもしれませんが、理由を聞けば納得いただけるハズですよ。
・「生きている動物最高齢(記録当時)」
175歳! ガラパゴスゾウガメのハリエット!
彼女(メス)が最初に確認されたのがなんと1830年頃。そのとき日本では江戸時代です。当時6歳くらいと推定されていたハリエットは、イギリス・オーストラリアへと輸送され、オーストラリアのブリスベンシティ植物園でなんと99年(!)も飼育されていました。
彼女は2006年に亡くなってしまいましたが……。
175年という時間の中で多くの方に愛されたことでしょう。
現在、この記録はイギリス領であるセントヘレナ島で飼育されているセーシェルゾウガメのジョナサンさんが更新中です。
ジョナサンさんは推定185歳! まだまだ長生きしてくれるといいですね~。
セントヘレナ島に飛行場がオープンしたらしいですから、ひょっとしてら我々が生きている間にこの目で見られるかもしれませんね。
・「動物最高齢」
189歳! ホウシャガメのトゥイ・マリラ!
こちらは1777年頃~1965年まで生きていたスーパー長寿の亀なのですが、最早わけがわからないほど昔の話ですので、当然写真などの記録も残っておらず、
「ちゃんと確認できないけどたぶん動物最高齢!」とギネス登録されています。
そりゃ写真が発明される前に生まれているんですから、ちゃんとした記録がないのも仕方ないですね……。ちなみに、完全に未検証ですが250年近く生きた亀の記録もあるなど、人間とは全く違うスケールで生きているということがわかりますね。
そんな果てしない長寿である亀ですが、その長寿の理由もかなり研究されその秘密も徐々に明らかになってきました。
そのキーワードこそ「心拍数」「呼吸」です。
長寿の仲間を紹介していたら長くなってしまったので、続きは次項で明らかに!