・飼育費用はなんとかした! イグアナの注意事項は?
飼育するためのお金の都合ができた人は、喜び勇んでイグアナを飼いはじめることでしょうが、イグアナ飼育につきもののアクシデントや注意点についてお話しましょう。もう少しです、頑張って!
まず、飼いたいイグアナの野生生活をよく知ること。サバクイグアナの飼育にジャングルのような熱帯植物は必要ありませんし、木の上で暮らしている樹上性のイグアナに砂漠のような環境を整えても仕方がありません。
野生のイグアナがどのような生活をしているか調べておくことで、余計な出費、並びにショップ店員さんを困らせる時間が減ります。厄介な客に思われたくはないですもんね。
なんでも店員さんに尋ねるのではなく、ある程度自分で計画を立てて、その計画で間違っているところをプロに修正してもらうほうが合理的です。
・雑な扱いは厳禁
イグアナはトカゲの中でもかなり賢く、同時にいろいろなことを嫌がります。愛情深い飼い主であると分かれば、慣れてくれて抱っこすることもできますし、餌をねだるような可愛らしさも見せてくれます。
樹上性イグアナの天敵が猛禽類であるからか、上から手がぬっと出てくると非常に嫌がります。できることなら側面が開くタイプのケージが好ましいですね。
また、おとなしい生き物なので、あまり活発に動かなくても退屈に思わないであげてください。その物静かな生き方がイグアナの魅力なんですから……。
・最後に
いかがでしたか? イグアナ飼育に興味がある人に対してかなりキツい内容でしたが、これにもちゃんとした理由があったんです。
イグアナはその美しさとベビー時代の愛らしさから、一時期人気があったペットだったんです。
しかし、人気だからと考えなしに売買されるうちに、飼いきれなくなってしまったり、不適切な飼育をされていたものも存在していました。インターネットも一般的ではない時代です。適切な飼育方法を調べることも容易ではなかったのかもしれません。
中には無責任に捨てられてしまったイグアナもいることでしょう。
しかし、冷寒な日本ではイグアナは冬を越せずに死んでしまいます。かつてのブームで無惨に死んでいった悲しいイグアナはどれほどいるのでしょうか……。
ですので、これからイグアナを飼おうと思っている方はイグアナに不幸な運命を歩ませないで欲しいと思います。なのでデメリットについて触れないわけにはいきませんでした。
イグアナはかっこよく、ステキな生き物です。
飼い主もかっこよく飼いきってくださいね。