恐竜の種類 獣脚類と竜脚類

さて、竜盤類の鳥盤類の違いが分かったところで獣脚類と竜脚類の簡単な紹介に入ります。

獣脚類(Theropoda)

獣脚類の恐竜は2足歩行の恐竜が多く、ティラノサウルスの様な大型肉食恐竜、ラプトルのような小さな小型肉食恐竜などを含む集まりです。殆どの獣脚類が肉食で、一部の獣脚類が雑食、植物食になります。獣脚類の恐竜は2足歩行によって素早い行動を可能としました。この獣脚類の仲間に羽毛が生えていたものが分かっており、鳥類の子孫に当たるグループだと考えられています。

竜脚類(Sauropoda)

竜脚類の恐竜は4足歩行の大型草食恐竜となります。非常に身体が大きく、体長が30メートル以上あるものが殆どです。キリンの様な長い首と同様に長い尻尾が特徴的です。長い尾は使い襲ってくる捕食者を撃退、長い首は餌となる植物を探したりするのに役立ちます。獣脚類に対し、こちらは完全植物食の恐竜となります。

恐竜の種類 獣脚類の仲間 スピノサウルス

ここでは、具体的な獣脚類の恐竜としてスピノサウルスを紹介します。スピノサウルスはティラノサウルスと並ぶほどの人気を持つ恐竜で、その強さもティラノサウルスに負けず劣らずの物です。

スピノサウルス(Spinosaurus)

中生代白亜紀前期から後期 頃の恐竜です。(約1億1200万前~約9,700万年前)。体長は15~17メートル。体重は不明。肉食性の恐竜で、主に魚を食べていたようです。特徴的なのは棘の突起がある背びれです。これに関係して、学名は棘トカゲ(スピノ=棘)という意味合いで名付けられました。この背びれは帆とも呼ばれ、自身の熱を放出するラジエーターの役割があったと考えられています。

恐竜の種類 竜脚類の仲間 ブラキオサウルス

竜脚類の代表的な恐竜として、ブラキオサウルスを紹介します。

このブラキオサウルスは古竜脚類の仲間でもあります。古竜脚類とは、最も原始的な恐竜の仲間であり、ジュラ紀辺りに栄えた恐竜となります。また、古竜脚類を恐竜類から別れた3つめのグループとして分ける考えもありますが、ここでは竜脚類の一群として扱います。

ブラキオサウルス(Brachiosaurus)

ジュラ紀後期から白亜紀前期に栄えました。(約1億5000万年前 ~約1億1200万年前)。全長は25メートル、頭の高さは16メートルにもなります。体重は80トン以上が予測されます。ブラキオサウルスは直訳で腕トカゲを意味します。恐竜の中で極めて大きい恐竜となります。全長の半分もある長い首と前足が後ろ足より長い事が大きな特徴です。キリンのように長い首で針葉樹などの葉っぱを食べていたそうです。

恐竜の種の数から

現在、学名が有効だと考えられている恐竜の種は約1000種となります。現在の鳥類が約1万種、爬虫類約5000種です。恐竜の種の数は少ないのでしょうか?

いいえ、1億6000万年以上に渡り、世界中で栄えた恐竜が1000種しかいないというのは考えにくいです。研究者達は数万種以上あるのではと考えられます。私達が恐竜のことについて知っていることは氷山の一角に過ぎないのかもしれません。

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