蛇の飼育 ②餌やりと餌の種類
蛇は肉食性です。餌は昆虫から小型な哺乳類、鳥類まで多岐に渡ります。しかし、ここではマウス以外の餌の紹介は省きます。入手しやすさ、値段、栄養面から蛇の餌はマウスをおすすめするからです。よほど大型な種類の蛇や特殊な蛇でない限り、マウスで十分でしょう。餌用マウスは多くの爬虫類ショップやペットショップで売られています。マウスは生体のマウスと冷凍された冷凍マウスの二種類に分かれます。ストックしやすい点と比較的値段が安い点から、冷凍マウスを与える人が多いようです。
次に餌やりについてです。
まず、餌の大きさは蛇の胴体の太さぐらいが良いでしょう。大き過ぎて食べれない、小さ過ぎて足りないということが無いようにしましょう。生体が小さいうちは、ピンクマウス(マウスの赤ん坊)をあげ、成長に合わせて餌の大きさを変えましょう。餌の頻度は週に一,二度の間隔となります。餌を与えるときは、ピンセットか何かで餌を摘んで与えましょう。冷凍マウスの場合は、解凍して与えましょう。自然解凍で三時間、ぬるめのお湯に浸けて一時間ほど解凍に時間がかかります。正しく解凍されていないと、消化不良などを起こしまます。気をつけましょう。
蛇の飼育 ③餌代の費用
餌用のマウスは大きさに別れて、売られています。ピンクマウス、
ファジー、ホッパー、アダルトの順に大きさが変わります。
以下、大体の値段の相場です。
体長 | 体重 | 値段(一匹当たり) | |
ピンクマウス | 2~4㌢ | 3㌘ | 50円 |
ファジー | 5~6㌢ | 10㌘ | 80円 |
ホッパー | 6~7㌢ | 15㌘ | 90円 |
アダルト | 7~8㌢ | 20㌘ | 100円 |
これを目安に餌代がどれ位掛かるかを計算します。成体と幼体と餌の頻度で分けて、一ヶ月の餌代を計算します。ここでは、幼体の餌はピンクマウス、成体の餌はアダルトとします。
成体の餌の費用 週に一回の餌やり 100×4
週に二回の餌やり 100×2×4
幼体の餌の費用 週に一回の餌やり 50×4
週に二回の餌やり 50×2×4
計算すると、
成体 週に一回の餌やり 計400円
成体 週に二回の餌やり 計800円
幼体 週に一回の餌やり 計200円
幼体 週に二回の餌やり 計400円
おおよそ幼体なら500円、成体でも1000円を超えない値段となります。蛇は他のペットより、ランニングコスト(初期費用を含まない飼育中に掛かる費用)が低いのも特長です。