ヨロイトカゲの飼い方 ペットとしてなつくのか

今回はヨロイトカゲについて紹介します。名前の通り、体は平たく鎧のような大きな長方形の頑丈な皮膚、尾には棘があります。その容貌はどことなく太古の恐竜を彷彿させます。

このヨロイトカゲはアフリカ南部を中心に広く分布しているトカゲです。昼行性で昆虫を主食とします。多くの種は地上性ですが、岩の割れ目などに潜んだり、樹皮の下に潜むものもいます。ヨロイトカゲは繁殖は難しく、ほとんどはWC個体(野生で捕まえたモノ)となります。なので、繁殖個体より、扱いにくい点もあるのが注意です。正直、飼うのは難しくはないのですが、初心者には不向きです。WC個体がほとんどという理由と、ヨロイトカゲ特有の環境づくりに手間がかかるからです。ある程度の爬虫類を飼った経験がある人におすすめします。

ヨロイトカゲの飼育 寿命はどれ位? 餌は?

飼育の基本はフトアゴヒゲトカゲとあまり変わりません。大きく違うところは温度差と照明です。

ヨロイトカゲはフトアゴヒゲトカゲ同様に昼行性の生き物です。昼行性の生き物は昼間に温度を上げ、夜間に下げる、温度のメリハリが大切です。夜間20℃、昼間40℃(バスキング下)くらいの温度差をつけましょう。しかし、これはケージ全体の温度をあげるのではなく、温度差のある場所を作ることが大事です。バスキングライトや小さいパネルヒーターでホットスポットを作りましょう。彼らが、自力で温度管理できる環境を作ることです。

次に照明ですが、非常に強い紫外線が必要となります。おそらく、市販の紫外線ライト2つくらいつけることになります。

その他ケージについてですが、ヨロイトカゲはいろいろな種類があるので、大きさにあったケージを選びましょう。床材は特に決められていませんが、彼らの住む環境に近い岩場にイメージに合う床材が良いと思います。シェルターですが、ヨロイトカゲは自然下では岩の隙間等の狭い場所に隠れて生活をしています。岩や流木で環境に合わせた隠れ場所を多く作りましょう。湿度はやや低めの方が良いでしょう。3040%ほどぐらいが良さそうです。餌に関しては昆虫食になります。給餌の際はカルシウム剤を添加するのも忘れないようにしましょう。

ヨロイトカゲの販売場所 値段はどれくらい

ペットとして売られているヨロイトカゲは主に3種類です。

ヒナタヨロイトカゲ

ジョーンズヨロイトカゲ

アルマジロヨロイトカゲ

上の3種類のトカゲの内、入手が難しいのがアルマジロヨロイトカゲです。見た目の人気からも需要が高く、稀少性もあるため高額な値段で取引されています。およそ30万円ほどの値段がつけられています。アルマジロヨロイトカゲはなかなか店頭には置かれません。店員さんに入荷したら知らせてほしい等の旨を伝えましょう。アルマジロヨロイトカゲに対して、ジョーンズヨロイトカゲとヒナタヨロイトカゲは流通が多く、手頃な値段となります。およそ12万円ほどの値段となります。販売場所は専門のペットショップで売られています。

ここで、気をつけることはWC個体ということです。病気を持っている可能性があったり、環境の変化に弱かったりする特徴があります。WC特有の状態が悪い個体が多いです。買う前に、生体の身体のチェックを念入りにしましょう。心配なら、店員に個体について詳しく聞く事をおすすめします。

そして、買う際には証明書が渡されます。この証明書は生体が密輸された個体でないことを証明するものです。極端に値段がやすかったりする場合は、この証明書をもらわない場合が多いです。密輸された個体と知っていて、購入するのは犯罪となります。購入の際は気をつけましょう。

ヨロイトカゲ ペットとしてなつくか?

ヨロイトカゲはペットして懐くかは難しいでしょう。野生化の個体が多いため、神経質な個体が多い場合もあります。また、基本は隠れて生活しているので、フトアゴヒゲトカゲの様な好奇心も低いです。ただ、給餌する時にピンセット越しに餌を食べてくれることぐらいなら、可能だと思います。ペットの関係も人間関係と似ています。適切な距離で関わっていくことが信頼関係を築きます。懐く、懐かないに関わらず、彼らとの距離をを大事にしましょう。

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