今回はペットのなつきと人気のペットについてです。今回も爬虫類がメインとなります。人気のペット、飼いやすいペットを紹介しながら、爬虫類が懐くかについて話していきたいと思います。
その前に、生き物を飼う際の注意について、軽く触れます。
爬虫類だけではありませんが、一定数ペットを捨てる人たちがいます。
引っ越して、飼えないから捨てる、飽きたから捨てる、繁殖して、増えたから捨てる。残念ながら、そういった理由で安易に捨てる人たちがいます。当たり前ですが、飼いやすい=世話しなくていい という構図ではないです。
どんなペットも大なり小なり、手間がかかります。ペットは飼い主がいないと生きていけません。彼らの生命を握っているのです。そのことを頭に入れて、覚悟を決めて飼いましょう。大事なのは彼らペットのことを知り、彼らが死ぬまで付き合う覚悟を持つことです。
それでは、爬虫類の紹介に移ります。
人気の爬虫類の種類、それぞれのペットとしての魅力
爬虫類は主に4つの種類に分かれています。
ここでは分類上の分け方ではなく、個人的なペットとしての簡単な分け方で分けます。この4つの種類はヘビ、トカゲ、カメ、ワニに分けられます。ワニは一部ペットとして売られていますが、殆ど店頭では並ばないため、飼う条件の難しさから省略します。
では、それぞれの種類ごとの魅力や特徴を紹介していきます。
ヘビの仲間について
ヘビの特徴は四肢がなく、身体が縄のように細長いことです。
食べ物は種類によって様々ですが、昆虫、両生類、小さい哺乳類、鳥類等を食べます。肉食動物なので餌もそれらに類するものになります。
さて、そんなヘビの魅力は様々な色合いのの体色、とぐろを巻いたりする独特の仕草です。ヘビのほとんどのは大人しく、静かです。これも特徴のひとつです。物静かだけど、独特の雰囲気がある、これがヘビの魅力です。
トカゲの仲間について
ヘビと違い、トカゲは四肢があります。トカゲも様々な種類があり、種類ごとの特徴が異なります。
また、食生も異なります。様々な動物、植物、動物の死骸、海藻まで主食とするトカゲがいます。
こんなトカゲの魅力はそのトカゲごとの特徴が際立つことでしょう。ヤモリならヤモリらしさ、イグアナならイグアナらしさの魅力があります。
そして、トカゲの最大の魅力は表情が豊かであるということです。犬や猫のようにわかりやすい表情ではないですが、飼っていくうちに彼らの表情がなんとなくとわかっていきます。そんな表情を知っていくのも魅力のひとつです
カメの仲間
カメは水棲、半水陸凄、陸棲の3つに分かれます。
主たる特徴としては、体を覆う甲羅でしょう。
また、カメも種類によって食べるものが違います。
カメはのんびり屋さんというイメージそのものです。まさに、自由気ままに生きている風に見えます。その性格か、餌を見せれば寄ってきたりすることもあります。そんな温和でのほほんとしている性格がカメの魅力でしょう。
ペットとしての爬虫類はなつくか?
爬虫類は懐くか?
この疑問の前に、動物が懐くとはどういうことを指すのでしょう。
ペットで使われる懐くという言葉は慣れ親しむ、親近感を抱く、慣れ従うなどの意味合いが強いです。
この意味合いでは、爬虫類は残念ながら懐かないという答えになります。
爬虫類は基本群れを作らない生き物です。そのため、自分の体に触られることが少ないです。これが、爬虫類が触れ合いにストレスを感じる理由です。
しかしながら、懐くことがなくても慣れることはあります。慣れたリクガメは手から餌を食べたりします。また、慣れたヘビは触っても逃げなかったりします。
だからといって、たくさん触れ合いことはやめましょう。爬虫類は犬や猫のように触られても喜びません。むしろ、触られるのを嫌っています。
爬虫類の基本は構わず、そっと見守る姿勢が大事です。
飼いやすいペット(爬虫類限定)
飼いやすいペットとして、最初におすすめするのはヒョウモントカゲモドキです。
紫外線を必要としない、丈夫な体、ヘビのように拒食を起こしにくい、手頃なサイズ、性格が温和など、初心者には打って付けの生き物です。
その次に飼いやすいペットとして、小型なリクガメ、コーンスネーク、フトアゴヒゲトカゲをおすすめします。
これに対して、カメレオンなどの生き物はストレスに弱かったり、飼育環境が特殊だったりするのでおすすめしません。
爬虫類の大きな魅力は彼らとのコミュニケーションです。
コミュニケーションと言っても触れ合ったりするだけではなく、表情を読み解いたり、彼らの仕草動作について知っていくこともあります。彼らと過ごすうちに、少しづつ紐解くように彼らを理解していく楽しみがあります。
犬猫のような温かみのある触れ合いではありませんが、それが爬虫類の魅力であり、大切な心構えだと思います。