飼育しやすい国産の蛇、アオダイショウとシマヘビ。今回はこの2種類の蛇の餌について、何を与えるのかといった基本的な情報から2種類の間の違い、餌付けまで、詳しく見ていきます。
アオダイショウもシマヘビも、マウスを与える!頻度と与え方
アオダイショウ・シマヘビ両種とも、餌はマウスだけで飼育することができます。
マウスは蛇の完全栄養食とも言われています。餌用マウスを扱うペットショップは少ないですが、通販で冷凍マウスを手に入れることができます。
大きいマウスの方が値段が高くなりますが、グラムあたりで考えると小さい方が割高になります。
餌を与える頻度
幼蛇の場合は1週間に2回程度、成体であれば週に1回をめやすに与えます。ただし、脱皮前は餌を食べません。目が白く濁っていたら脱皮が近い証拠です。
アオダイショウ・シマヘビは丈夫な蛇です。健康であれば1ヶ月何も食べなくても大丈夫なので、多少間が空いたからといって餓死の心配はありません(脱皮後は沢山餌を食べます)。冬眠中などは半年も何も食べません。
餌の与え方
餌を与える際は解凍して(できれば湯せんで人肌に温めて)から与えます。自然解凍をお勧めしますが、急いでいる場合は流水やお湯(~45℃くらい)で解凍します。
蛇のサイズによって、与えるマウスのサイズを変えます。生まれたばかりのマウス、ピンクマウスの一番小さいサイズは子蛇でものみ込める大きさです。ピンクマウスの方が蛇の頭より大きいので一見とても無理そうですが、蛇の頭の柔らかい関節のおかげで食べることができるのです。
ただし、ここで注意が必要です。そのサイズの餌を飲み込む能力があるからといって、食べてくれるとは限らないのです。
マウスを食べてくれないアオダイショウ・シマヘビの餌付け
いくつか餌付けの方法を紹介します。一つだけではなく、何種類か同時並行して試してみましょう。
餌付け方法1. 蛇が餌を食べてくれるまで待つ
捕獲したばかり・買ってきたばかりの蛇は警戒して餌を食べない場合があります。時間を置けば環境に慣れますし、お腹もすいてくるでしょうから、餌を食べやすくなります。
上にも書いた通り、1-2週間餌を食べなくても全く心配いりません。