餌付け方法2. 餌のマウスを傷つけてから蛇に与える
蛇は匂いをたよりに餌を探します。餌のマウスを少し傷つけて出血させる等すると、蛇の反応が良くなります。
餌付け方法3. マウスに別の餌の匂いをつけて蛇に与える
マウスは食べないけれど、別の餌なら食べる、という場合の方法です。
シマヘビの、特に幼蛇はカエルを好む傾向が強く、なかなかピンクマウスを食べてくれないかもしれません(アオダイショウは小さい幼蛇のうちからすぐマウスに餌付いてくれることが多いといわれます)。
そんなときはピンクマウスにカエルの匂いを付けます。ピンクマウスにカエルをそのままこすりつけたり、カエルの血をつけて与えます。
カエルに限らず、マウス以外の餌は食べる、という場合は使える方法です。
餌付け方法4. 餌を小さくして蛇に与える
また、同じくらいの長さでもシマヘビの方がアオダイショウより小顔なので小さめの餌にします。ピンクマウスを小さくきざんで与えるのも良い方法です。
これは個人の感想ですが、シマヘビは小顔な上に体が硬い感じがします。アオダイショウの方が頭が大きくしなやかで、より哺乳類を食べるのに適応しているのかもしれません。シマヘビが毛のある大人のマウスやウズラに噛み付いてもとり落としがちだったり餌を飲むとき向きに頓着しなかったり、あまり獲物を締めない傾向があるのは食性の違いによるものなのでしょう(個体差かもしれませんが)。
マウス以外の餌、卵や鶏肉をアオダイショウとシマヘビに与える
※以下の餌はメインの餌にすると栄養が偏ります。あくまで少し、人間でいうとオヤツ的な位置付けだと思ってください。
アオダイショウにウズラの卵を与える
アオダイショウの脊椎には卵を割るための突起が付いています。飲み込まれた卵が少し体の中を移動したところで、蛇は卵を割ります。注意して聞いていると卵が割れる音が聞こえますよ!
卵だけだと栄養が偏りますので、たまに与える程度、卵を割るのを見てみたい!というときだけにしましょう。
ウズラを蛇の餌として与える
ウズラもマウス同様、通販で餌用に売られています。成鳥も売られていますが、アオダイショウやシマヘビには、ひなウズラを与えます。
ウズラの良いところは、
・ マウスより安い
・ 臭わない
(・ かわいい ☆)
というところ。
小ぶりなのですぐ解凍できますし、蛇の食欲があまりないとき・食べるかわからない時に少し出して与えてみる、という使い方ができます。安いというのもあって、食事のかさ増しにも使えます(くれぐれも自己責任で!メインの餌にするべきではありません)。
鶏肉を餌として与える
まるごとのマウスは内臓も骨も含まれるので、栄養が偏らないのですが、鶏肉というのは筋肉のみ。よって、栄養が偏ってしまいます。
鶏肉を与えるのは、マウスを食べてくれない時や、うっかり餌を切らしてしまった時くらいにしておくのが無難です。
ヘビってコオロギ食べるの?
結論から言うと、コオロギは、食べません。
爬虫類向けの餌としては定番のコオロギではありますが、シマヘビ・アオダイショウはコオロギを始め昆虫は食べないのです。
野生化において、シマヘビは主にカエル、他にはネズミ・ヘビ・鳥を食べます。アオダイショウの主食はネズミ、他には鳥・カエルを食べます。
どちらも虫は含まれていませんね。
[…] 餌について詳しくは → アオダイショウとシマヘビの餌 […]