エェェ…クジラやイルカと牛は同じ仲間だった!?なぜそんな風に進化したの?

クジラって何類ですか?

そんな質問するなって?

じゃあ、クジラと牛が親戚だって言ったらどう思いますか?

クジラやイルカと牛は仲間だった!

クジラは哺乳類です。

まさか、
「え、魚でしょ??」
なんて人、いないですよね!!

いたら私はショックですよ〜?

(あーでも、中学生くらいの頃はそう思ってる人いたかも…ペンギンが哺乳類だと信じて疑わない友達もいたなぁ…)

えー、さて、ここから本題です。

動物の分類というのは、形態(すがたかたち)でされていました。

つまり、似た形をしているから近い仲間、親戚関係だろう、という方法だったんですね。

ところが!!
近年、DNA解析の技術が進み、かつての分類が見直されてきています。

タカやワシの仲間だと思われていたハヤブサがインコに近かったとか、アシカなどを含む鰭脚類がイヌやネコを含む食肉目に行ったり。

その中で、クジラ・イルカ属する鯨類が牛をはじめシカやカバを含む偶蹄類と近縁だということがわかり、めでたく(?)「鯨偶蹄類」となりました。

※ウマやサイ・バクは奇蹄類で違う仲間です。似た環境だと収斂進化と言って、全く違う系統でも似た形態に進化するんですね。
※ちなみにゾウは以前偶蹄類に入っていましたが、別の分類群に移りました。

と、ここまで読んでも、
「いやいやいや…」
な人もいると思うので、次は進化のお話です。

クジラと牛の仲間!なぜどうやって進化したの?

クジラはウシやシカなどと同じ鯨偶蹄類に属するというお話はしましたが、中でも近縁なのがカバです。

…まあ、確かに水中生活だしほぼ毛も生えてないし、なんとなく、なんとなーーーーーく近づいてきた気はしますね。

クジラとカバが近縁だと言っても、彼らの共通祖先は約5000万年前。そこから先は分岐してしまいました。恐竜絶滅が6500万年前といえば、どのくらい昔かわかるでしょうか。

長い年月をかけて切れ目なく変化して今の形になったはずなのですが、クジラとカバが近縁なのがわかったのは最近のこと。最近までわからなかったのは、中間地点の化石がほとんど見つかっていなかったからです。

遺伝子解析によって、クジラとカバが近縁なのではという論争の中、見つかったのが5000万年前のパキケタスという動物の化石です。まだひれらしいものは全くなく、歩いたり走ったりするのに適した足を持っていました。

さらに見つかったのがインドヒウスというほぼ同時代の化石。こちらはより水中生活に適応した動物で、こちらはカバのように水中を歩いていたようです。

おそらくこれが、クジラへと進化する過程の動物なのでしょう。

今もなお5000万年の空白の時間があります。

今生きているクジラやイルカの直接の祖先となった動物がいるはずですし、その途中で分岐し、そして絶滅して消えていった動物もきっといるでしょう。

この期間が解明される日が来るといいですね。
クジラとカバの進化に死ぬほど興味がある方は、ぜひこの謎を解き明かしてください!

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