結局日本はどうなった? 「ヒアリ」の脅威は冬を越したか?

外来種ってありますよね。

対義語は「在来種」

つまりもともとそこに住んでいたものを在来、外部から来たものを外来と分けているのです。

特に狭義での外来種は「人間が運んでしまった生き物」です。

そこに意図は関係なく、例えば海外旅行先で靴底の泥に入っていた種子が発芽してしまう、といった事態もあります。(どっちにしろ人間のせいなんですけど)

本来そこにいるはずのない生き物は、

ときに問題を起こします。

在来生物の住み家を奪ったり、環境を破壊したり……。

本来は普通の生活を送っている生き物でも、所変われば「有害」となってしまいます。

かつては外来種の影響に関する考え方が浸透していなかったので

「食用で導入」

「害獣駆除のために天敵を導入」

「探検隊が連れて行った」

など後々に生態系を破壊しまくる例が多発。

それらの過去のあやまちを通して「あまり考えなしに生き物を輸送するのはやめよう」という考え方に至ったのが1990年代ごろ。だいぶ遅くなりましたが人類は環境保全について考え始めたのです。

現代では外来種を駆除して在来種の暮らしやすい環境を作ったり、在来種を保護して増やすなど色々な取り組みが行われています。

外来種の中には、我々がそうだと気づいていないほど馴染んでしまっている外来種がたくさんいます。人間にとって危険でないとしても、「環境」という視点でみると危険な生き物、というのが本当の脅威かもしれません。

ですが……在来でも危険、外来でも危

という生物は……ちょっと珍しいかも知れませんね。

今回のテーマ「ヒアリ」

2017年、兵庫県で発見されたゴリゴリの外来種です。

英語圏では「Fire ant」まさに「火蟻」

刺されると火で焼かれたように痛い、と、このように呼ばれています。

日本で確認されてからかれこれ半年以上ですが、結局ヒアリってなんだったのか、見ていきましょう。

・「ヒアリ」本来の分布と日本での発見例。現在日本に定着したのか?

ヒアリはもともと南米生まれの毒アリです。

が。

北アメリカ大陸、中国、オーストラリアなど世界中に移入してしまっています。

やっぱりゴリゴリの外来種……!

日本での例もそうなのですが、貨物に紛れ込んでやってくるんです。

……密航!!

丁重に輸送しても死んじゃう生き物もいるのになんというタフな。

タフすぎて2018年現在では原産地である南米よりも北アメリカで大繁殖。

現地での被害金額は驚きの年間60億円! どしぇー。

そんなわけで

現在は

「南米・北米・中国・台湾・オーストラリア」に分布

してしまっています。

・日本で発見された場所は……

兵庫県の「尼崎市」「神戸市」

大阪府の「大阪市」

京都府の「向日市」

東京都「品川区」

埼玉県の「狭山市」

神奈川県「横浜市」

静岡県「静岡市」「浜松市」

愛知県の「弥富市」「飛島村」「春日井市」「名古屋市」「名古屋港」

岡山県の「倉敷市」「笠岡市」

広島県「広島市」「呉市」「広島港」

福岡県「福岡市」「北九州市」

大分県の「中津市」

多い!! 思ったより!!

当然かもしれませんが港町が多いですね。

注目なのは春日井市。名古屋市のお隣ですが、内陸部なんです。

「内陸部では発見されるなんて大ピンチじゃーん!」

と思われるかも知れませんが、

ヒアリの女王はコロニー(巣)を建造してから2年間ほど次世代の繁殖アリを産まないため、「まだ」完全に定着しておらず、対策のしようがあると言えます。

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