ポップコーンの匂いがする……クマ? ネコ? 熊猫? 「ビントロング」。カワイイけどペット飼育オッケーなの?

パンダの漢字って知ってます?

既に知っている方も多そうですが、「熊猫」と書きます。

ジャイアントパンダは「大熊猫」です。

どこがネコやねん、と思わなくもないですがネコのように愛らしいクマとかそういうことなんでしょうか。完全にクマにしか見えませんが。

しかし、パンダの陰に隠れて(?)しまっているもう1つの「熊猫」が存在します。

それこそ今回のテーマ「ビントロング」です。

その姿は……その姿は?

なんとも一言で表しにくい姿です。

ネコ……っぽい顔をしてるような……、タヌキ系と言われても納得できるし……。でもふさふさの毛はちょっとクマっぽいかな……? ワイルドなレッサーパンダみたいにも見えるし……。

ビントロング最大の特徴「ポップコーンの匂いがすること」。

おま……最大の特徴がポップコーンって一体……。

そんな「とらえどころのないもふもふポップコーン」

ビントロングを見て行きましょう!

・キュート系であることは間違いない「ビントロング」。気になるペットショップでの販売価格とかは?

あ~顔をよく見るとイタチっぽい……。失礼しました。

そんなキュート系ビントロングですが、まずは基本情報を。

ビントロングはネコ目ジャコウネコ科ビントロング属」

「ジャコウネコ科」はいわゆる「ネコ科」とは違う分類で、日本ではあまりメジャーではない動物群です。一番有名なジャコウネコ科は「ハクビシン」

ピンとこねえ。

※こちらがハクビシンさんです↓

ちなみにビントロング属に分類されているのはビントロングのみ。オンリーワンですね。

体長60~97センチ、尻尾は55~95センチ……。長い。思ったより大きい。

東南アジアの広範囲に分布。北インドやインドネシア、タイ、マレー半島などの森林に住んでいます。

しかし近年、森林伐採による生息地の減少や毛皮・ペット目的の乱獲で数を減らしているようです。

木の上で小規模な群れを作って生活していて、夜行性。果物や昆虫を食べている雑食性です。木から下りて魚や小鳥も食べるとのこと。

さて、基本情報を確認したところでペットとしてのビントロングについて考えてみましょうか。

結論としてはビントロングは飼えます。

いわゆる「特定動物」ではないので特に許可も必要ありません。

お金さえあればね。

なぜならば、ビントロングの値段はべらぼうに高いからです!!

調べたところなんと「210万円」!!

新車か!!

えー、飼うとしたら貴族になりましょう! 高いっす!

次項でさらにペットとしてのビントロングを掘り下げてみましょう!

・ビントロングを飼育しようと思ったら……。ペットにするにはどうしたらいいんだろう?

そんなわけで210万円もするビントロング

価格の問題か、残念ながらペットとしてメジャーではなく、飼育方法も知られていません。と、いうか未だに「飼育の定石」が生まれるほど飼育されていないんですね。

動物園ですら、国内では20園にも満たない飼育状況です。

それぞれビントロングが生息する野生環境を再現するなど工夫を凝らして飼育されています。

さて、ビントロングを飼育しようと思ったら

なにが必要なんでしょうか?

第一に飼育スペース。

樹上生活しているビントロング。当然、ビントロングが安心できるような高さのある飼育スペースが必要です。ですので最低でも大型のケージが必要になりますね。

そしてビントロングは夜行性なので、夜に活動しても苦情がこない環境も大切です。ペット可のマンションだったとしても許可が必要でしょうねー。

なにより困るのが運動量の確保。運動不足は病気のもと。夜間に運動させられるスペース……。お金持ちになって大きなケージを買うのが一番早いですかね?

そして食事。

ビントロングを飼育している福岡市動物園では、イチゴやミカンなどの果物類に加え、ふかし芋やパン、馬肉や鶏のレバー、ヒヨコなどを与えて栄養価のバランスを整えています。

古株のコロンちゃんは20年以上飼育されているので、栄養はこれを参考にすれば問題ないのでしょうね。

食事に関しては特に心配はなさそうですね。簡単に手に入るものばかりで、特別高価なモノもありませんし。

さて、それでは次項で、参考として動物園では実際どのように飼育されているのか? そもそもどこの動物園にいるのか? 見てみましょう。

・ビントロングが見れる動物園。関東にもあるよ! 赤ちゃんが見れるかも?

ビントロングが見れる代表的な動物園を紹介していこうと思います。

・福岡市動物園

まずは上でも挙げました「福岡市動物園」。

2018年現在、4頭のビントロングが飼育されています。

1996年生まれ、2003年生まれ、2009年生まれ、

そして2017年に生まれた赤ちゃんが一般公開されています。

・市原ぞうの国(千葉県)

ぞうの国にはゾウ以外もいっぱいいますよ!

その1つがビントロング。

多くの動物が放し飼いになっており、ふれあうことができる動物が多いです。

ビントロングも時間限定で触れるサービスも心憎いポイント。ポップコーンの匂いがダイレクトに感じられるかも!?

・那須どうぶつ王国(栃木県)

入国口(入り口)付近にその名も「ビントロングハウス」が!!

親子3頭が飼育されていて、半屋外の構造になっているビントロングハウス。木材が張り巡らされた空間を活発に動き回るビントロングを観察できますよ。

そして公式サイトにはビントロングがすばしっこく木登りする映像がアップされています。樹上性のスペックに驚かされますよ!!

さあ、夕方めがけて動物園に出かけよう(夜行性だから)!!

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