飛び続ける鳥!? 「アマツバメ」。睡眠はどうしてるの!? その生態について

みなさん、毎日どうやって寝てますか?

ベッド派の人もいるでしょう。布団派の人もいるでしょう。

ただ、いずれにせよ横になって休みますよね。

机に突っ伏して寝てる人は知りません。起きて授業を受けてくださーい。

動物の世界にはヘンな寝方をする種類の生き物が沢山いるんですねー。

例えば「キリン」

キリンはなんと1日に20分しか寝ません。

それも立ったまま睡眠を取ります。

もう聞いてるだけで眠くなりそうです。

「コアラ」

コアラは毒のあるユーカリを食べているため、

消化にエネルギーを使いすぎて1日に22時間も寝ています。

1日の活動時間2時間って……。気軽に遊びにも行けないですよ。

そして、そんな動物界でもトップクラスの寝相を誇るのが今回のテーマ。

「アマツバメ」です。

このアマツバメ、なんと「飛びながら睡眠」します。空中で。

もう字面が異常でしょ。なんですか「飛びながら寝る」って。ギャグか。

そんな生き急ぎすぎ生物、「アマツバメ」を見ていきましょう。

・飛び続ける鳥「アマツバメ」の生態。飛び続けるゆえの驚異的な速度。

世界最速の動物ってなんだと思いますか?

もちろん分野は分かれちゃいます。地上ではチーターが最速でしょうし、水中ではカジキが速いです。

空中でもっとも速いのはハヤブサ、

それに次ぐのがアマツバメです。

ハヤブサは、地上の獲物目掛けて急降下する際にもっともスピードが出ます。

その最高時速は新幹線以上の380キロ!

しかしハヤブサは急降下していない通常の水平飛行速度は約100キロといわれています。

ところが、アマツバメの水平飛行は(一説には)300キロ!

猛禽類でも捉えることのできない超スピード!!

参考までにいえばチーターの最高時速が110キロ

どれだけバカげたスピードなのかがわかりますね。

アマツバメは飛んでいる昆虫を食べているのですが、食べられた虫も気づかないほどのスピードでしょう。

・アマツバメの分類……。ちょっと不思議?

余談ですが、

アマツバメの分類は「アマツバメ目アマツバメ科アマツバメ属」

皆さんご存知のツバメは「スズメ目ツバメ科ツバメ属」

アマ「ツバメ」という名前ながらツバメとは全然違う鳥なんです。

ツバメとアマツバメは見た目が似ているためこんな名前になっているのですが、

実はある1点において全然違う鳥なんです。

次項でその大きな違いについてお話しましょう。

・飛び続ける鳥「アマツバメ」の生態2。睡眠と交尾すら飛び続ける。

「足」です。

アマツバメは、足の構造がツバメと全く違うのです。

鳥が枝に止まる姿をイメージしてみてください。

ツメでがっちり枝をつかむことで止まりますよね。人間の手のように親指を使うことで枝をつかむわけです。

ですが、アマツバメの親指は他の指と同じ方向を向いています。

アマツバメは「つかむ」ことができないのです!

その上、アマツバメの羽根の構造も一風変わっています。

むずかしいのでシンプルに説明します。

「前に進むための羽根」が多く、

「浮くための羽根」が少ないのです。

そのため、地面に降りると浮くための羽根が足りないので飛び立つことができなくなってしまいます。

足の構造も歩くのに向いていないので、勢いをつけてジャンプすることもできません。

飛び続けているがゆえに、飛ぶ以外の能力が下がっているんですね~。

そのため、アマツバメは地面でゆっくりと休むことができません

ゆっくり飛びながら寝れる

水を飲む時は水面をつつくようにして飲む

飛びながら交尾もできる

……。

地上によっぽどイヤな思い出でもあるんですかね?

天敵に狙われたくなさすぎて世界最速クラスのスピードを身につけるなんて……。

しかし、アマツバメの生涯で一度もゆっくりしないわけではありません。繁殖期には巣を作り、そこで睡眠・繁殖を行います。

・飛び続ける鳥「アマツバメ」の生態3。営巣と繁殖。

アマツバメは渡り鳥です。

夏は繁殖のためにアジア・シベリア方面に、

冬には暖かい東南アジアやオーストラリア方面で越冬します。

夏には日本にも来るんです。ひょっとしたらツバメと思って見ていた鳥はアマツバメだったのかもしれませんよ?

アマツバメはペアになって、飛びながら(!)枯れ草などを集めて営巣します。場所は岸壁などで、夫婦共同で卵を温めます。

ヒナが孵化してからも夫婦共同で子育てをします。イクメンですね。秋になるとヒナたちは巣立ち、南に向かって去っていきます。

そしてまた次の繁殖期まで彼らは飛び続けるのです。

いかがでしたか? 飛ぶことにすべてを捧げた「アマツバメ」。

生涯のほとんどを空中で過ごす……。泳がなければ呼吸すらできないマグロのようです。

こんなに文字通り「必死で生きてる」生き物もなかなかいないでしょうね。

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