ユーモラスなハンター、アオアシカツオドリ!ダーウィンが来た!

今週のダーウィンが来た!はアオアシカツオドリ!

アオアシカツオドリとは?

名前の通り足が青い、アオアシカツオドリ。

彼らの繁殖拠点である、南米エクアドルの無人島サンタクララ島で撮影を行ったようです。

アオアシカツオドリに限らず、海鳥はこうした天敵が近寄れない島で繁殖することが多いですね。

オスメスの見分けは黒目の大きさ。
黒目が大きいのがメス、小さいのがオスです。

フンボルト海流(寒流)が多くの栄養を運んでくるため、豊かな漁場で、アオアシカツオドリは魚をとって生きています。

アオアシカツオドリの特徴的なハンティング

ハンティングの瞬間。

アオアシカツオドリは翼を後方に折りたたんだ非常に細長い形になって、弾丸の様に猛スピードで水面に突撃します。

通常の鳥は翼を後ろにたたむことはできないのですが、アオアシカツオドリは翼の関節が柔軟で、折りたたむための筋肉が発達しています。

この細長い形のため、水中でスピードが落ちにくく、最大20mまで潜ることができます。

この狩りは非常に危険で、高速で水面に突き刺さる瞬間に翼を骨折するなどの事故がたびたび起こるようです。

とはいえアオアシカツオドリの体にも対策がなされており、叉骨(鎖骨)が太くなっていたり、胸部の気嚢が発達していたりします。

また、狩りにもルールがあります。潜った場所の真上に泳ぎ出てしまうと、次に潜水しようとするカツオドリにぶつかってしまいます。

そのため、潜水後は横方向に浮上し、水平方向に飛んでから上昇、そしてまた潜水します。

アオアシカツオドリの青い足の使い道は恋!?ユーモラスな求愛ダンス。

オスがくちばしと翼を上に向けるポーズをとって、上空を飛ぶメスにアピール。
メスが地上に降りたら、青い足を上げて、ぺったぺったと歩き回ります。

これが、アオアシカツオドリの求愛ダンス(ディスプレイ)です。

アオアシカツオドリの足の青色は、食べる魚の成分が蓄積されたもの。
そのため、青の色が濃いということは、狩りがうまくコンディションが良いことを示しているのです。

メスの前でオスが再びくちばしと翼を上にあげます。メスも同じポーズをとればOKのサイン。

ひなは白い姿。ふわふわです。

足は青くありません。
足は、成熟しないと青くならないようです。

ひなに餌を運ぶ親鳥を狙うものがいます。
同じ島で繁殖をしているグンカンドリ。

グンカンドリは、カツオドリがとった魚を横取りします
飛んでいる親鳥から魚を奪ったり、雛に獲物を渡している最中にかすめ取ったりするのです。

グンカンドリはカツオドリと異なり、羽毛に水をはじく脂が少ないために水中に入ることができません。水に落ちたら溺れて死んでしまいます。

そのためカツオドリは水面すれすれを飛行して、カツオドリ対策をします。

日本にもいる、潜水ハンター!ウ(鵜)の苦労

ちなみに、日本にいるウは、潜水して魚を獲るハンターであるにもかかわらず、水に入ったら羽毛が濡れます。

通常の鳥ならば溺れてしまうところですが、ウはこれを逆手にとっています。羽毛が濡れることで浮力がなくなり、潜水時に浮きあがりにくくなるのです。

濡れる羽毛で潜水しやすくなったウですが、この羽毛にも弱点があります。

それは…飛ぶ時に重い、ということ。

ウは潜った後、翼を開いて干してから飛び立ちます。
ウが岩の上で変なポーズで静止しているのが見られます。大変だなあと思ってしまいますね。

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