鳥類の骨格:特徴と名称について

bone

鳥類の骨格には、飛ぶために他の脊椎動物にない独特な特徴がみられます。

鳥類の骨の内部構造

鳥類は飛ぶために骨格から軽量化されています。

骨の内部は細い支柱が入っているものの、基本的に中空のパイプ状の構造をしています。

「気嚢」とよばれる空気が入る袋を持つ骨もあり、このような骨は気嚢が入るための窓が付いています。気嚢というのは肺と繋がった器官で、気嚢のお陰で鳥類は非常に高い呼吸効率を誇ります。

どの骨に気嚢が入っていて、どの骨には入っていないか。それは種類によります。ニワトリの場合、気嚢が入っていないのは、胸骨・肋骨・頭蓋骨のみです。

鳥類の骨格構成の特徴と名称

脊椎・頭蓋骨・肋骨…といった基本構造は他の脊椎動物と共通です。しかし、骨の内部構造だけでなく、全体の骨格にも飛ぶための特徴が数多く見られます。

鳥類の骨格:頭部の特徴と名称

頭部から見ていくと、嘴には歯がありません。嘴にギザギザした突起がある種もいますが、これは角質です。嘴そのものも、普段私たちが見ているのは、嘴の骨にかぶさった角質の鞘部分なのです。

哺乳類の頭蓋骨は上顎と下顎の2つだけですが、鳥類の場合は多くの骨で構成され、関節も複数あります。

哺乳類の下顎は歯骨とよばれる骨たったひとつである一方、鳥類では歯骨・上角骨・角骨・関節骨の4種類で構成されます。

鳥類がもつ上顎と下顎の関節の骨、頰骨と方形骨は、哺乳類ではなんと耳小骨に転用されています。そのため鳥類の耳小骨は1つ、哺乳類は3つなのです。

この頰骨と方形骨ですが、下顎が下がると嘴を上に押し出す構造となっており、上顎が可動という、哺乳類である我々からすると一見奇妙な動きを可能としています。この構造は爬虫類とも共通のものです。

鳥類は目にはリング状の強膜骨があります。目にも骨があるのかと驚かれるかもしれませんが、強膜骨がないのは哺乳類くらいで、魚類・爬虫類などたいていの脊椎動物は強膜骨を持っています。

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