シマウマの縞の役割:ダーウィンが来た!

シマウマの種類と生態

シマウマの種類

 ひとくちに「シマウマ」をいっても実は複数の種類があります。

シマウマは競馬で使われるサラブレッドのより小さく、多くはポニー程度の大きさです。サラブレッドの体高(肩までの高さ)が約160cmであるのに対し、シマウマは120~150cm程度です。グレビーシマウマは大型で160cm程度になるようです。

動物園に行って捕食者であるライオンと比較すると、小さな体で頑張っているものだと思わせられます。

鳴き声もウマとは違っています。このあたりはYouTubeで検索した方が早いでしょうか…

サバンナシマウマ

テレビなどで最もよく見るのがこの種類。分布もサハラ砂漠以南の広い地域です。

グレビーシマウマ

サバンナシマウマより細い縞が特徴で、アフリカ東部、赤道付近に分布します。大型で生態も少し変わっています(後述)。

ヤマシマウマ

首に肉垂れがあります。分布はアフリカ南端部。

クアッガ

絶滅種。サバンナシマウマの亜種とされています。体の後ろ半分に縞がありません。ヒトによる乱獲と開発が絶滅の原因とされます。

シマウマの生態

シマウマは基本的には群れで生活します。ただし、ヌーの群れとは違った部分があります。

シマウマは一夫多妻のハレム群で暮らしますが、ヌーは寄せ集め、といった感じで、群れの中で特定の社会関係があるのは親子のみです。

シマウマの中でも、グレビーシマウマではハレム群の他に、単独オスが縄張りを持ち、メスは単独又は群れで縄張りを訪問するという2種類の暮らし方があります。

ハレムのオスが変わると、オスは乳飲み児を殺してしまいます。そればかりか、妊娠している牝馬に攻撃を加えて流産させるという荒々しい面も持っています。(ハレム社会の動物ではよく見られる行動ではありますが)

ダーウィンが来た!の番組内ではシマウマが喧嘩をしている場面がありました。しきりに下の方を狙って噛みつこうとしていましたが、これは急所である前足の腱を狙っているのです。

ウマではオスのみに犬歯が生えており、こうした戦いのときに使うようです。

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